〇新たな契約を（前回と同じくです。） ページ13
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「…この場の処理は俺たちに任せろ。お前は」
休んどけ、と言う前に、彼女の体は花が折れるみたいにガクンと崩れた。
幸い近くに居たので抱き留める。女にしては硬い、筋肉のしっかりついた身体だった。
コートについた血はほとんどがこの生き物のものだろうが、破れ目からは痛々しいぐちゃぐちゃの生傷も見えていた。
自分よりもずっと若く、小さな彼女に、命を刈り取るなんて仕事を任せてしまった。己の不甲斐なさに腹が立つ。
…だが、それよりも、まず。
「ありがとな。」
名も知らない少女を横抱きにし、連絡しておいた救急隊に引き渡す。
「…さて…。」
これはマスコミの対応が面倒だぞ、と相澤はこれから起こる面倒事にため息を吐いた。
…私、気がつくといつも知らない天井を見つめているなぁ。そして、いつも何かに横たわっている。
今回はベンチや土の上のような寝心地の悪い場所ではなく、柔らかいベッドの上のようだ。こんなにゆったり出来たのは、一体いつぶりか…。
「って…！」
そんなことを言っている場合じゃない。こうしている間にも、新たにモンスターが…！
「ッぐ…。」
痛い。こんなにじくじくするのは、イトウに手当てしてもらった傷じゃなくて、ジンオウガとの戦闘で新しくついた傷だ。
早く、薬…。
「動くな。」
起き上がろうとした私の元に飛んできたのは、今朝聴いた、低く掠れた落ち着きのある声。
視線だけ声のした方へ送ると、そこには案の定、ジンオウガと戦った時に出会った黒衣のヒーローが佇んでいた。
「もうすぐ医療専門のヒーローがやって来る。それまでは俺からの質問に答えてもらう。拒否権はない。いいな。」
「…勿論。」
どうやらあの後気絶してしまっていたみたいだ。我ながらなんと恥ずかしい。
黒衣のヒーロー…イレイザーヘッド、及びアイザワショウタ。彼からの質問は、出会った時のイトウの質問と別段違ったものではなかった。
強いて言うなら、私の能力についての質問が変わっていた。
何でも、アイザワの個性は「視認した相手の個性を一時的に消す」ものらしい。個性が異形系と呼ばれるものの場合は意味が無いとのこと。
それで、あの時私を見て、個性が…というか、ディノバルドの大剣を消すことが出来なかったのを不審に思った、と。
まぁ確かに、身体の形が変…というと失礼だけど…そういう訳じゃ無いし、私の能力を個性と勘違いしていたら、疑問に思うのも不思議ではない。
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あずき(プロフ) - れうさん» れうさん、コメントありがとうございます！そうなんですよ。ブラキが初登場した3Gで4部とコラボしてるんですよね。コラボクエストのブラキはジョジョブラキなんて異名が付けられるほどの強さだったらしいので、是非出したいなという私情から出演して頂きました！ (2020年9月1日 23時) (
レス) id: 678c2a0d04 (このIDを非表示/違反報告)
れう(プロフ) - ジョジョ好きなんで最初見たとき「切れ方が仗助と一緒じゃw」って思って見てたら本当に仗助だったので笑いました！面白い作品で楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年9月1日 23時) (レス) id: 09b9274437 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - あーね！あいつなら怪談でてもおかしくないね！ (2020年5月5日 14時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - 怪談、、、ねぇ、、、。うーーん、自分の考えでは〜〜〜、、、ナルガクルガ、、、かな？ (2020年5月5日 9時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 楽しみにしています！(何か上からですみません) (2020年5月5日 3時) (レス) id: cddf2c714c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2020年4月26日 13時
