○親切な人 ページ5
＊＊＊＊＊
「…………
…………？」
あれ…？
「…！お、おい親父！！目ェ覚ましたぞ！！」
どうして、生きているんだ？
確かにあの時、私はナルガクルガの攻撃を受けた、そして渓谷に落とされた。
渓谷の深さは知らないが…私が助かるほど…そんなに浅いのだろうか。
「…一体、どうして。」
体を起こして、手を握って、また開く。
左腕はまだビリビリするけど、生活に支障が出るほどではない。
「…？」
頭に違和感があると触ってみれば、今まで幾度となくお世話になった包帯の感触。
手当てされている？
渓谷の下に住んでいる人がいるのか？
…ていうか、さっきの少年誰だ？
被せられた布団から下りようとする。
「ッいっ…た…。」
何だ…？背中が、というより、アバラが…。
「おいお前、あんま派手に動くな。」
よく通る低い男の声が聴こえた。
声のした方を見ると、壁にもたれかかってこちらを見つめる男がいた。
黒い七分丈のカットソーから覗く包帯は丁寧に巻かれている。医療従事者なのだろうか。
「アバラ何本か逝ってる。動くと肺に刺さるぞ」
…なかなかに物騒なこと言うね。
「貴方が手当てしてくれたの？」
「そりゃお前…銃創、骨折、頭部からの大量出血…手当しない理由がないだろ？」
男性は深くため息を吐いた。
「ったく…お前、どうしたらこんな怪我すんだよ。
「…ゔぃらん…？」
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あずき(プロフ) - キュラーさん» キュラーさん、コメントありがとうございます！そうですね、いずれは四天王も全員出します。ですがまだまだ先は長いので、気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2020年4月26日 13時) (
レス) id: 678c2a0d04 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - これ好きやわぁ〜〜、、、更新頑張ってください！四天王の四体もいつかは出すんですか？ (2020年4月26日 12時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2020年3月28日 17時
