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「…アイツの個性は『救急箱』。その名の通り、医療品が体からポンポン出てくる。飯食わないと出ねぇけどな。」
「それは便利だねぇ。」
いつでもどこでも医療品を創り出せる。食べ物さえあれば。
だから包帯もキレイなものを用意できたのか。
「人の命を助けるのにはうってつけの個性だった。だからアイツはヒーローになった。人から頼られた。」
「…ではなぜ、イトウ先生はこんなところに来たのかなぁ。ますます謎が深まるばかりだね。」
全くだ。
ハルキくんは困ったように小さく笑った。
…笑うんだ、この子。
「おーう、飯持ってきたぞー。」
噂をすればなんとやら…。
扉の向こう側から彼の声がする。
開けてくれー、の言葉に、少し焦ったように立ち上がるハルキくん。
ガチャリ、とドアノブを回して戸を引く。
「おう、悪いな。」
「…タバコやめろよ。体に悪いだろ。」
父を上目遣いで睨むハルキくん。その顔には少しの心配が見受けられた。
イトウもそれを分かっているのか、ハルキくんの言葉に嬉しそうに笑った。
イトウの両手はお盆で塞がっている。開けられないのも当然か。
「何から何までありがとう。」
「そりゃ俺医者だから。ほい。」
渡されたお盆の上には、The 病院食みたいな感じの食べ物が並んでいた。
…この食べ物たちはどこから湧き出てくるんだろう。またひとつ謎が増えた。
「あ、そうだ。」
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あずき(プロフ) - キュラーさん» キュラーさん、コメントありがとうございます！そうですね、いずれは四天王も全員出します。ですがまだまだ先は長いので、気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2020年4月26日 13時) (
レス) id: 678c2a0d04 (このIDを非表示/違反報告)
キュラー(プロフ) - これ好きやわぁ〜〜、、、更新頑張ってください！四天王の四体もいつかは出すんですか？ (2020年4月26日 12時) (レス) id: 722c4617d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずき | 作成日時：2020年3月28日 17時
