君との魔法のひと時を Ⅰ【橙】 (ページ26)

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「どわぁぁ！！」

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私達が変な会話をしてから数日後、

私は休憩室のソファに寝転んでいた。

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「休憩をする時に、「どわぁぁ！！」なんて声出す人、初めて見ました。」

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「多分、皆が初だと思う。俺も聞いた事なかった。」

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…るぅちゃん、莉犬？

君等は一体誰のことを話しているのかな？

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まさかだけど…まさかだけど、

あのさつまいものお世話に疲れ、瀬戸さんに心配された私の事…

では無いよね？？？

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「あ、はい。あのさつまいものお世話に疲れ、瀬戸さんに心配されたAちゃん
　の事です。」

……。

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「るぅちゃん…よく覚えられたね…」

若干感心した様に言う莉犬。

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だね〜

私も思ったー…。

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「ていうか、そんな事言ってないで、早く接客して下さい！」

「はぁ〜い…」

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本当はもっと休憩したいけど…

腰に手を当てて、頰を膨らませるるぅちゃんが可愛すぎるので、
早く仕事に戻りますね。