〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

番外編2 ページ12

敦は近くで買った沢山の駄菓子を持って探偵社に帰って来た



敦「まさか皆がプレゼントを用意してるなんて……」



ため息を付きながら昇降機を待っていると開いた先に一人の女性がいた



眼鏡を掛けていて茶色の髪をポニーテールにしている人だった



敦「あれ？御依頼でしたか？」



『そうなんですけど、一寸入りにくかったので…また出直しますね』



その人は微笑んで建物から出ていった



敦「…何処かで見たことがあるなぁ」



出ていった女性は一人になって呟く



『やっぱり敦君帰ってくると思ったんだよねぇ〜。バレなくて良かった！』






敦が扉の前まで来ると其処には可愛いピンクの袋をリボンで結んである物が置いてあった



敦「何だろう…？取り敢えず乱歩さんに渡してみよう」



乱歩「敦、お使いご苦労！」



敦「あはは…改めておめでとうございます。」



乱歩「うん。で、その可愛らしいのは？」



敦「ああ、扉の前に置いてあったんですよ

乱歩さん宛じゃ無いですか？」



乱歩「ふーん、誰だろう。貸して」



そのプレゼントを受け取り中身を見る



乱歩「……ねぇ、敦。その人見なかった？」



敦「…その人かは分かりませんけど先刻眼鏡を掛けた綺麗な人に会いましたよ。」



乱歩「其れ、Aだね」



探偵社に驚きが走る



与謝野「敦、良く見なかったのかい！？」



敦「ええっ！？でも、言われてみれば確かに乱歩さんに似ていた気が……！」



乱歩「あ、手紙がもうAの字だ
えっと……何だって？」


〔駄菓子ばかり食べているであろう兄さんへ

誕生日おめでとう。

何時も迷惑ばかり掛けて御免

僕は此方で上手くやってるから

少しも心配しなくて大丈夫

寧ろ僕に構わないで。でも別に

嫌いって訳じゃ無いんだからねっ！

まぁ、元気でね〕



太宰「此れはまた…ツンデレ要素があって可愛いですね」←



乱歩「其処じゃ無いだろ。飛び出てる所の頭文字だけ読んでみて」



与謝野「おやおや……大好き、だって。可愛いことするねぇあの子も」



因みにプレゼントは手作りのお菓子が沢山だった



乱歩「ま、Aにしてはいいセンスじゃ無いの？」



冷たく言ったが探偵社の皆は動揺しない



何故なら乱歩が喜んでいるのを知ってるから





その夜乱歩は家にて



乱歩「あー本当に遠回しに大好きとか…反則っ！///」



妹の可愛さに顔を赤くしていた




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乱歩さんHAPPYBIRTHDAY！

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