122 ページ22
涼介side
薮ちゃんからLINEが来た。
効きやすい筋トレの方法を教えてくれと。
いや、腹筋とスクワットしとけば少しは絞れるだろ。
でもまぁ、効きやすいのか……
食事にも気を使って、腹筋・腕立て伏せ・スクワット・ランニングを頑張れば効くだろ。
とりあえずそれを送った。
そしたら、
薮多いし、大変だわ!
だって。
『なになに、宏太くん?あー、あと少しでツアーだもんね。私も絞らなきゃ。』
なんて言って構ってくれるAは明日から知念の家か。
山「お前はもう割れてるって。」
『いやぁ、脚と二の腕が……』
山「それも絞れてる。なんなら太れ。」
『やだぁ笑』
山「てか、もう寝るぞ。風呂入ったし、夜更かしは肌に悪いぞ。」
『さっすが涼介くん、くっわしぃ〜』
山「ほら早く。」
『はいはい。』
ガチャッ パタン……
山「あのさ、もし知念の家もバレてたらどうする?」
『んー、どうしよっかな。』
山「ともの家泊まる?」
『いやいや、あんな豪邸に私なんか入れないって。』
山「確かに豪邸だけど、とも、Aの事気に入ってるみたいだったし。なんなら、今度連れて来てよって言われたぐらい。」
『えーっていうか、そんなに心配しなくていいって。私強いし?』
山「確かに、空手とかはお前の方が強い。でも、力は?俺のこの力に勝てる?」
グッ
俺はちょっと力を入れてAの両手首を抑えた。
『こんなの………はっ!』
ありゃ。
『ね?言ったでしょ。』
山「だってあんま力入れてないもん。」
『じゃあ力入れてみてよ。』
山「血止まんない程度にやるわ。」
グッ
半分の力でとりあえずやってみた。
『ふっ………はっ!』
山「お前怪力かよ。半分だぞ?力。」
『じゃあ、次本気〜』
山「へいへい。」
『せいじゃんぷ。』
グッッ
『くっ__はっ!』
山「あれぇ?ビクともしないぞぉ?」
『………涼介きらい。』
山「ごめんて。」
やば。不意打ちすぎでしょ、
『はっ!』
山「っぶね!」
もう少しで拳が当たるところだった。Aが俺の腹を殴ろうとした。それを寸止めにされた。
『あのね、確かに今はやってなくても、元空手5段の私に勝てるわけないでしょ?』
山「2段は?」
『剣道。』
山「合気道は?」
『4段。』
山「柔道。」
『初段。』
山「それでも、守ってやるよ。」
『守れるの?』
山「俺、蹴りなら自信あるし?」
『ゲーム&サッカー野郎め。』
山「ちげーわ。」
138人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るりタピ - メンバーカラーはビビットピンクかビビットパープルがいいと思います!これからもがんばってください! (2019年8月28日 18時) (レス) id: 6442406df0 (このIDを非表示/違反報告)
やまありらぶ - メンカラ、黒か白が良いと思います (2019年8月27日 19時) (レス) id: 45cc6642be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年8月22日 20時