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涼介side
『あ、着いたの?』
山「うん、降りるぞ。」
『はーい。』
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とりあえず、荷物下ろして部屋まで持ってきた。と言っても、荷物はいちごと帰りに寄って来たスーパーの袋くらい。
だから俺が持とうとしたんだけど、
『やだ!私が持つ!』
って言って聞かない。
山「じゃあ、いちごな?」
『はぁい……』
あ、しょんぼりしてる。
でもな、スーパーの重いんだわ。
飲み物とかいっぱい買ったから。
しかも部屋まで結構あるし。
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『ただいまぁあ!』
山「誰もいねぇよ。いたら怖ぇよ。」
『そっか!』
元気だな、無駄に←
山「いちご、冷蔵庫に入れるか?それとも常温で保存するか?」
『冷蔵庫に入れるよ、常温で保存して腐らせたくないし。』
山「だな。じゃ、俺入れてくるから、お前はテレビでも見てろ。」
『やだ!私がやるの!涼介くんには持たせちゃったから!』
山「それでも、力仕事は男の仕事なの、大人しくテレビ見てなさい。」
『ちぇ〜、涼介くんのケチ〜』
山「ケチで結構です〜」
『ふんっ!いいもん!セミオくんで癒されるから!涼介くんより優しそうで可愛いし!性格が!見た目は同じだけど!』
山「なんか妬けるわぁ、俺がやった役だけど、なんか妬けるわぁ。」
『えっと、録画を見るためにはぁ〜♡』
山「マジで見るのかよ。」
““おはよう世界!おはようおかゆさん!””
見てるし。
『かぁわい♡それに比べて………はぁ……』
山「な、失礼な。セミオは俺だぞ!?」
『じゃあ、なってみてよ、セミオくんに!』
山「んん゙ッ……おはよう世界!おはようAさん♡」
『60点!やっぱり、おかゆさんは木南さんじゃなきゃ!』
山「でも、俺にとってはお前がおかゆさんだよ。」
『私のセミオくんは侑李くんかなぁ……』
山「やだ。可愛いけど、やだ。」
『えー?』
山「てか、そろそろ俺の事呼び捨てで呼べよ。1年も一緒にいてずっと涼介くんはねぇだろ。」
『で、でも、今まで涼介くんって呼んでたし?』
山「いいから、呼んでみて。」
『じゃあ、おかゆさんになりきって!んんっ、涼介。そんなにメープルシロップかけちゃだめでしょ?』
山「一瞬おかゆさんに見えた、悔しい笑」
『やったぁ!笑』
山「って、ふざけてないで、ちゃんと涼介って呼んでよ!」
『えー……りょ、涼……ちゃん!』
山「よし、ディープキスの刑……」
『なっ!よ、呼ぶから!』
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るりタピ - メンバーカラーはビビットピンクかビビットパープルがいいと思います!これからもがんばってください! (2019年8月28日 18時) (レス) id: 6442406df0 (このIDを非表示/違反報告)
やまありらぶ - メンカラ、黒か白が良いと思います (2019年8月27日 19時) (レス) id: 45cc6642be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年8月22日 20時