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涼介side
ヤンキーの人は仁王立ちしてるけど、Aはぶつかった衝撃で座り込んでしまっていた。
『す、すみません……大丈夫ですか?』
ヤンキー「ッ_//つ、次ぶつかってきたら承知しねぇからな!覚えてろよー!」
あ、Aの上目遣い攻撃くらったな。
竜巻のように跡形もなくいなくなった。
山「大丈夫か?」
『う、うん。ただ、立てない……』
腰抜かしたな。
山「ん、乗れ。」
『え、いいよ。頑張って立つ。』
山「いいから乗れ。ハットグの店まで。」
『あ、ありがとう…』
トサッ
軽っ!
ちゃんと食べてんのかこいつはって思うくらい軽いけど、いつも沢山食べてんだよなぁ、こいつ。
代謝良すぎるだろ。
俺が筋トレしてるのもあるかもしれないが、ここまで軽いとは。
これじゃぶつかったら倒れるわな。
でも、こいつ武道一通りやってるから体幹いいはずなんだけどな。
『あのさ、さっきの人、前に見た事ある。』
山「もしかして、お前が家出しようとした時の?」
『うん、あの大人数の中にいた。』
山「すげぇ記憶力だな。」
『だって、怖かったから覚えてるんだもん。』
山「そっか。でも、1人であのヤンキー達の中で一番強いやつ倒したんだろ?それだけで十分怖くなさそうだけど。」
『いやいや、怖いもん。』
山「ま、そんなの忘れて今日は楽しもうぜ。せっかくのオフなんだから。」
『はーい。』
山「んじゃ、ハットグの店着いたことだし、どれにする?」
『んー……』
山「俺は普通の。」
『じゃあ、おいもさんいっぱい付いてるやつ!』
山「じゃ、買ってくるから、ここの近くにいろよ〜」
『うん!』
・
・
・
『あ、来た!』
山「お待たせ。はい、お前の分。」
『んー、美味しそ!』
山「急いで食べんなよ?詰まらせるから。」
『大丈夫。ゆっくり食べるもん。こんなにおっきなのパクパク食べれない!』
山「はいはい。じゃ、チーズ伸ばしてみ?」
『うん、やってみる!』
サクッ ビョーン
山「やば。伸びすぎだろ笑」
『ふはぁ♡ふほいほひふぅ♡(うわぁ♡すごい伸びるぅ♡)』
山「そんじゃ俺も。」
サクッ ビョー……ブチッ
俺のあんまり伸びん。
『はは、涼ちゃんの伸びなぁい笑』
山「ほっとけ。」
『ねね、本当に美味しい。ありがとう、連れてきてくれて。』
山「それは良かった。」
『楽しいね!』
山「ん。楽しいな。」
楽しんでくれて何よりだよ。
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るりタピ - メンバーカラーはビビットピンクかビビットパープルがいいと思います!これからもがんばってください! (2019年8月28日 18時) (レス) id: 6442406df0 (このIDを非表示/違反報告)
やまありらぶ - メンカラ、黒か白が良いと思います (2019年8月27日 19時) (レス) id: 45cc6642be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年8月22日 20時