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涼介side
なんなんだよ、この建物！
広すぎだろ……ってことはここにいるのか……？
あんまり単純な所に閉じ込める訳ないし、今までのとこより複雑な構造だから、やっぱり、ここなの……か？
ｶﾞﾁｬｯ
『あっ……ｸﾞｽﾞｯ………うっ……涼ｯ……介ｯ…くん……ｸﾞｽﾞｯ』
吉｢ﾁｯ あーあ、あと1分だったのに。｣
山｢おまｯ……何泣かしてんだよ！｣
吉｢俺じゃありませんよ？勝手に泣いてたんです。多分、あなた達の事を考えてたんでしょうね？｣
知｢A！大丈夫！？怪我してない？？｣
有｢お前、吉沢とか言ったな！？覚悟しろぉおお！｣
『○○さん！待ってください！やめた方がいいです………』
薮｢なんで…………？｣
『詳しくは知りません……』
吉｢だって教えてませんもんね。御坂さんに言った“余計なの”は、ここの建物の研究所にいる、怪物…………いや、この際化け物とでも言いましょうか？｣
『それが起きたら何があるんですか……』
吉｢そうですねぇ………この街が破壊されるかもしれませんね。｣
中｢どうしてそんな危険なやつがここに……？｣
吉｢あれ、俺の父さんが作ったんですよ。元々研究員だったんですけど、頭がイカレちゃったんですね。朝も夜もずっとこもりっぱなしで、ｱｲﾂと話してた………完成してからも、その前も……｣
『でもそれって、私達LEVEL5が何とかできるんじゃ……？』
八｢確かに、俺ら10人の能力があれば、大体の事は解決出来るはずだ。｣
岡｢俺達じゃ、だめってこと………？｣
吉｢そうですね、ｱｲﾂを倒すためには金属加工の能力………俺の能力がLEVEL5であり、ｴﾚｸﾄﾛﾏｽﾀｰ……つまり……｣
『私の能力がLEVEL5……』
吉｢その2つが合わせられないと、ﾄﾄﾞﾒがさせないんです。｣
伊｢でも、君、まだLEVEL5じゃないよね？｣
吉｢そうです、皆さんの思う通り、俺はLEVEL5じゃなく、LEVEL4です。だから、皆さんの力が欲しかったんです。｣
山｢じゃあ、なんでわざわざ誘拐なんかしたんだ？素直に言えばよかったじゃねぇか。｣
吉｢じゃあ、仮に言ったとしましょ？信じますか？見ず知らずの俺が急に、化け物がいるから助けてくれと言って。助けてくれましたか？｣
『ようは、助けてほしいがためにこんな事をしたと？』
吉｢はい。だめですか？今までずっと1人で、ｱｲﾂをどうしようかと悩んでた。そこで御坂さん達に出会った。助けを求めるしかないでしょう？信じてもらうためには____ ｣
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あかね - jump、好きです！ (2019年6月30日 17時) (
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作者名：山田_すみれ | 作成日時：2019年6月20日 21時
