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Aside
皆さん、何かしらの活動があるらしく、私は何もすることがないため、○○の用事が終わるまで待つ事にした。
もちろん、○○の目の届く所で。
山「何してんだよ、こんな所でよ。」
『あ、○○の用事が終わるのを待ってるんです……すみません、邪魔でしたよね、避けます。』
山「別に邪魔じゃねぇけど。○○の用事長引きそうなら、俺と帰るぞ。その方が安全だ。」
『あ、でも○○は…?』
山「大丈夫だ、○○なら今こっち睨んでる。」
『それって大丈夫じゃないんじゃ……?』
山「早く行くぞ、○○の笑顔が怖い。」
グイッ
強引に腕を掴まれて、校門まで引っ張られた。
『あ、あの、痛いですッ__!』
山「わり、力入れすぎちまった。」
『突然ですが、本当の山田さんですよね?』
山「なんだよ、俺が偽物だってのか?」
『はい。私も2度目なので分かってきました。菊池さん。山田さんは私に対して軽々しく謝るような人には見えません。』
山「酷いなA
『ほら。山田さんは私の事、呼び捨てするんです。ちゃん付けはしません。』
菊「またボロ出しちゃいましたか。」
『山田さんの見た目で、その気持ち悪い声で離さないでください!汚れちゃいます……』
菊「傷つきますよ、さすがにそれは。」
山「いや、汚れるからやめろ。」
『山田さんッ!』
本物だ……ホッ
山「いつまでそいつの近くにいんだよ。早くこっち来い。そして、誰が謝らなそうな人だよ。悪いなと思ったら謝るわ。」
『すみません……』
タタタッ
フワッ
『へ?』
体が宙に浮いた。
山「捕まってろよ。」
『え!?』
ヒュンッ ヒュンッ
山「寮までこれで行くぞ。」
『い、いや!怖いです!』
山「ギャンギャンうるせぇよ。黙れ。」
ヒュンッ
『でも怖いですッ__!』
山「じゃ、下見んな。」
ギュッ
山田さんの胸に顔を押し付ける形になってる。
『ッ_///!』
追っ手は来てないようだけど、寮に早く着いて!
ストッ
山「着いたぞ。」
『は、はひっ!』
ブルブルッ
実は私、高所恐怖症なんですよね。だから、本気で戦闘モードになってる時ぐらいしか、平気にならない。
山「ったく、ちゃんとしろよな。」
『で、でも……こ、怖かったですから……』
知「玄関前で何イチャついてんのさ。菊池が校門の所にいたから急いで帰ってきたのにさ。」
『こっ、これはっ!』
知「僕のAなんだからね!涼介には渡さなぁい!」
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あかね - jump、好きです! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年6月20日 21時