44 ページ46
圭人side
Aちゃんとのお昼が終わって、生徒会室に向かっていたところ、何やら騒がしいご様子。
『どうしたんでしょうね？』
岡｢な、なんだろうね？｣
ｶﾞﾁｬｯ
ﾄﾞｱを開けると、大ちゃんと伊野ちゃんが抱き合っているという、異様な光景が。
『え、えっと、何されてるんですか………？』
岡｢見ない方がいいよ…｣
有｢ご、誤解だぁ！無罪だぁ！｣
中｢余計に怪しいよ。｣
��｢うるせぇ、生徒会室だけでも寝かせろ。｣
薮｢お前は授業中も寝てるだろうが。｣
『ははは……』
授業中も寝てるんだ……
岡｢で、伊野ちゃん達は何で抱き合ってるの？｣
有｢山田にうるさいって言われたんだもぉん！｣
伊｢可哀想に、可哀想に……｣
『あ、でも、廊下まで聞こえてましたよ、○○さんの声。元気そうでなによりでした！ﾆｺｯ』
知｢天使……｣
中｢うん、天使。｣
薮｢天使だな。｣
『？』
八｢可愛い♡｣
『へ？___わっ！？』
ｸﾞｲｯ ﾄｻｯ
山｢お前、今俺の彼女なんだから、隣に座るのは当然だろ？｣
知｢でもそれは、仮でしょ。本当の彼女じゃないんだから。みんなに見られてない間はいいんじゃない？そんな事しなくても。｣
『で、ですよねっ？それじゃ___ｯ//』
山｢いいんだよ、こういうとこでもしとかないと、いつ見られるかわかったもんじゃねぇ。俺から解放されるのは寮だけだと思え。｣
『は、はい……』
Aちゃんが立とうとしたところ、山ちゃんがそれをさえぎるように、手を引っ張り、自分の膝に乗せた。
お姫様抱っこの時みたいに、少し横向きで。
薮｢まぁいいか。あのな、みんなに話したいことがある。｣
八｢なんだよ、聞いてねぇぞ。｣
薮｢言ってねぇもん。｣
��｢で、なんなんだよ。早く言えよ。眠みぃんだよ。｣
薮｢あぁ。あのな、白薔薇の事なんだがな。少しわかった事があるんだ。｣
知｢それって、昔の事？今の事？｣
薮｢今の事だ。それは何かって言うと、説明は難しいんだが、みんな翠があっちの仲間なのは知ってるな？｣
中｢この前来たからね。｣
薮｢その事で、わかった事があるんだよ。｣
伊｢勿体ぶらず、教えてよ。｣
薮｢ごめんごめん。あのな、翠は俺達の中の誰かを何らかのきっかけで恨んでいる。心当たりある奴いないか？もちろん、Aは別。｣
心当たりもなにも、俺なんかしたかな？
特に思い当たる節はないな。
誰なんだろ、翠に恨まれてる人って。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - jump、好きです！ (2019年6月30日 17時) (
レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山田_すみれ | 作成日時：2019年6月20日 21時
