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涼介side
カレーうどん、思ったより美味いな。
これにもう少しスパイス足せばもっと美味いのに。
ま、市販のカレールー使ってそれになんか足した感じだから、こんなもんか。
山「…………なんだよ、○○。」
知「1人でカレーうどんとは寂しいねぇ。僕、さっきまで大貴と食べてたよ?カレーうどんじゃないけど。」
山「だからなんだ。悪いか?」
知「悪くはないよ。でも、寂しそうだから、僕がそばにいてあげる。」
山「別にいいわ、そんな情けかけられたみたいな。」
知「情けじゃないよ。ただ、僕は涼介が寂しそうな顔してたから、僕がいれば少しは明るくなるんじゃないかと思って。」
山「それを情けと言うんだ。」
知「そぉお?僕バカだからわかんないやぁ〜」
山「バカだったら、学年で5位なんて取らないだろ。テストで。」
こいつ、何気頭いいんだよな。俺は1位だけど。
ちなみに、2位はもちろん、A。
3位が吉沢で、4位が○○、6位が圭人。
知「あのさ、それはそうと、いいの?涼介。A取られちゃうよ〜?圭人に。」
山「それはそれでいいんじゃねぇか?あいつがそれでいいなら。」
知「少なくとも、そう簡単には気持ちは変わらないと思うけどね。あ、食べ終わった?持ってってあげるよ、○○様が。」
山「こわ。後でなにされるかわかったもんじゃねぇ。自分で持ってくわ。」
知「ちぇー、あとで涼介にちょぉっとしたお願いしようと思ってただけなのに〜」
○○のちょっとはちょっとじゃねぇよと心の中で思いながら……
山「ごちそうさまでした。」
食堂の人「はい、おそまつさま。」
知「じゃ、行こ!」
山「どこに?」
知「決まってるでしょ、生徒会室。」
山「なんで一緒に行かなきゃなんねぇんだよ。」
知「どうせ行くんだからいいでしょ!ほら、行くよ!」
山「はぁ………」
昼休みは必ず生徒会室に行くことになってる。
決まりじゃないけど、それが毎日の習慣だ。
・
・
・
ガチャッ
薮「やっと来たか。」
山「別に来ること決まってないだろ。強制的に来ないと罰ゲームやらされる訳でもない。」
有「なに?罰ゲームすることにする?!それやだ!」
山「元気すぎてうるせぇな。」
有「うっ……」
スタスタ ストン
八「可哀想に、○○ぁ!俺の胸で泣けぇ!!」
有「やだ。伊野ちゃん!」
伊「おぅよ!来い!俺の胸に!」
ガチャッ
『え、えっと、何されてるんですか……?』
岡「見ない方がいいよ…」
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あかね - jump、好きです! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年6月20日 21時