とある科学の恋愛物語 (ページ38)

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伊野尾side

1人で寝るより、2人の方が安全だもんな？

『確かに…』

ほら。

伊｢だから俺と一緒にn__ｸﾞﾊｯ｣

ﾄﾞｻｯ

伊｢いってぇなぁ、山田。なんだよ。｣

山｢伊野ちゃんと2人きりも危ねぇだろうが。色んな意味で。｣

伊｢失礼な。｣

薮｢そうだな、伊野尾と2人きりにするのは、俺達も不安だ。｣

伊｢なっ、薮まで～｣

八｢ってことで、○○、Aちゃんよろしく。｣

知｢僕でいいの？圭人の方が安全じゃない？そっちの意味では。｣

中｢もし怪我したら治せるの、○○だけだからじゃない？｣

薮｢そうだ。そりゃ、岡本の方が安全かもしれないが、怪我治せんのは○○だけだろ。｣

『よろしく、○○。ﾆｺｯ』

俺の扱い酷くない？

いくらなんでも、今日は襲わないって←

髙｢早く寝ようぜ、眠ぃよ。｣

有｢明日学校あるしなぁ。｣

J｢おやすみ～｣

『おやすみなさい～』

それから、それぞれ自分の部屋に行った。Aを除いて。

ｶﾞﾁｬｯﾊﾟﾀﾝ……

伊｢みんな酷いや。笑｣

てか、俺に変装してたんだっけ？あいつ。

俺は散歩行ってたんだけど、ちょうど帰ろうとしてたところで、LINEが来た。

内容は、俺の姿をした、誰か____菊池がﾘﾋﾞﾝｸﾞに立ってる様子が写っている画像のみ。

嫌な予感がして急いで帰ったんだけど、みんなﾘﾋﾞﾝｸﾞの前にいて。山田がﾄﾞｱを開けた瞬間、山田の後ろにいた奴らをどかして前に進んでった。

そして、菊池に声をかけた。

だけど、もしこんな事がまたあったら、Aちゃんは気づけるのか？

今回は俺が毎日散歩してたおかげで気づけたけど、次はこんな感じで気づけるとは思えない。

だから、また次もあいつが変装して近づいてきたなら気をつけてほしい。気付かなくてもいいから、怪しんでほしい。

ってそんな事言ったらもし本人だったとしても変なことしてたら怪しまれるな。笑

とにかく、この1ヶ月は無事に終わってほしい。もちろん1ヶ月でことが収まるとは限らない。

でも、1ヶ月もあれば、俺達だって何らかの成長は出来るはずだから______。
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○○side

『ねぇ○○。私はどうすればいいのかな？』

知｢どうって、何を？｣

『皆さんが私を守ろうとしてくれているのは分かるんだけど、それだけじゃ嫌だなって。』

Aは、今日僕と寝るはずのﾍﾞｯﾄﾞに座りながらそんな事を言った。

僕はというと、その後ろで横になっていた。