とある科学の恋愛物語 (ページ25)

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八乙女side

なんなの、そんなにみんなで騒いじゃってさ。

山田とAちゃんが一緒に寝てた？

そりゃ怒るわな。でも、彼氏でもないんだしさ？

怒る限度ってもんがあるんじゃね？笑

あーあ。疲れるな……

俺だってAちゃんの事は好きだよ。しっかり女の子として。

知｢と、とりあえず、Aは僕の隣にいてよ………｣

有｢ふわぁあ。おはよー！って、みんな何集まってんの？？｣

『○○さん！助けてください！』

ささっと○○の後ろに隠れたAちゃん。

山｢おい、逃げてんじゃねぇ。｣

ｸﾞｲｯ

『わｯ___？？？』

あー、さすがに俺も怒りそう。

だって、山田がAちゃんの事引っ張ったはいいけど、Aちゃんがﾊﾞﾗﾝｽ崩して山田の胸の中へ。

山｢お前、積極的だな、襲わせたいのか？｣

『い、いや！山田さんが引っ張ったんじゃないですか！』

有｢あーあ、せっかくAちゃんから来てくれたのになー｣

山｢うっせ、黙っとけ5才児。｣

有｢5才児じゃなぁい！俺はれっきとした高校2年生だ！｣

髙｢朝からうっせぇな、何事だよ。｣

『もうなんでもないです！さ、さぁ、朝ご飯食べましょ？？』

そう言って、今度は髙木の背中を押して、食卓のある1階へ行った。

薮｢はぁ………｣

本当、お疲れ様だな笑

『ｷｬｰ!』

知｢え！？なに！？何したの！！？｣

髙｢うわぁあ！｣

有｢は？｣

何髙木まで声出してんの___？

山｢うわ、そういう事か。｣

残りのみんなで1階に下りると、Aちゃんと髙木が抱き合って怖がってる。

そして、2人の目線の先に立ってる山田。そんでもって、その視線の先にあるのは、

ｺﾞｷﾌﾞﾘ

Aちゃん、女の子だなぁ……

髙木はなんだかなぁ……

でもまぁ、ｺﾞｷﾌﾞﾘくらいなら、電気で何とかできたんじゃないか？笑

山｢はぁ……こんなのに騒いでんのかお前ら。｣

『だ、だだだって！ｶｻｶｻ動くんですよ！？1匹いるってことはまだまだいるかもしれないし……もしかしたら私の部屋にもいるかもしれない！ど、どうしよどうしよどうしよ……』

知｢もう、そんなに怖いなら僕の部屋で寝る？｣

『いいの！？』

知｢いいよ！その代わり、一緒のﾍﾞｯﾄﾞだからね？｣

『うん、ありがと。』

えー、いやだめだろー

薮｢まぁ、仕方ねぇか。怖いんだもんな。｣

えー、薮まで…？

って、他の奴ら見渡したらすっげえ○○睨まれてるし笑

○○なんて、

有｢い、いやいや、○○？よく考えてみろ？｣