9 ページ11
○○side
A………どんだけ優しいの?
自分だって今までにないくらい怖い体験をしたはずなのに……
『山田さん……手伝ってください……』
山「吉沢助けるならやだぞ。」
『違くて………触手……レールガンでまとめて撃つんです。そのためにはここじゃ、みんな巻き込んじゃう…から、どこか海とか広い場所にテレポートしてもらうしか思いつかなくて……』
薮「それなら早くした方がいいぞ。あの化け物、また、化け物の形に……」
赤ちゃんみたいな形で、それから触手が生えてるの。
その赤ちゃんも、可愛げもなく、目がまるで恐竜のような鋭さで、化け物という名が相応しい。
山「とりあえず、お前先に海にいろ。俺がすぐこの化け物テレポートさせてやる。」
ヒュンッ
Aside
急にテレポートさせられたけど、やるしかない。
『コイン……コイン……あった。よしっ。』
山「来たぞ!今のうちに早く!」
『言われなくても!』
チャリーン ドゥウウンッ!!
化け物<ギャーーーーー!>
山「すげーな、1位俺じゃなくてお前なんじゃね?」
『システムスキャンでの結果が山田さんの方が上なので、山田さんが1位です。』
山「そんなの………ッ!?」
『?』
山「危な!」
ヒュンッ
急に遠くへ飛ばされた。
山田さんは、あの触手を必死に抑えてる。
『まだ生きてたの?しぶといな………』
仕方ない、金属と連動して………
エレクトロナイフを使うしかないか。
『出来るかな…?』
バリバリバリッ
『よかった、出来た。山田さん、しゃがんでください!』
山「え?ってあっぶな!」
ヒュッ ドサッ
とりあえず1本。これが再生しなければ、いけるはず………
山「俺に出来ることねぇか?女のお前に頼りっぱなしじゃ、俺のメンタル殺られる。」
『じゃあ、吉沢さん連れてきてください。あと他のみんなも。』
山「他のみんな呼んだらこっちに来た意味なくね?」
『そうかもしれませんね。でもッ___ハァハァ……あっちも多分危険なんで、連れてきた方がッ___いいと思いますッ もう!しつこい!』
再生はしてないけど、他の触手の量が増えている。さっきとは大違いだ。
山「なんか分からないけど、分かった、連れてくる。殺られんなよ。」
殺られるわけには行かないよね、みんなを守るためにも、物語の主人公としても←
『って、そんなこと考えてる場合じゃないか___っと。』
32人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - jump、好きです! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山田_すみれ | 作成日時:2019年6月20日 21時