いつかまた。【オリジナル】 (ページ3)

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3、過保護だな。ページ3

『あでっ……』

っ～……キリカと話していたら扉に激突したらしい。
物凄く痛い。

［……大丈夫でしょうか、管理者様。］

『嗚呼、大丈夫だ、このぐらい慣れてる。』

［…管理者様がぶつかった扉の先が中央部です。］

…確かに、他の扉より大きくて、白色の扉がある。
この中では何があるのだろうか。

『失礼します……』

スーッと扉が開く。
中には何人もの人？達がこちらを驚いた顔で見ている。

『あ……えっと、初めまして。
私はここの施設の管理者になるAです、よろしくお願いいたします。』

周りを見ると、ある所はヒソヒソと何かを話し、
またある所は嫌そうな顔をしている。

『あ～…えーっと、キリカ、どうすれば良いんだ……？』

……キリカの返事が来ない。
一体どうすれば……！

「あの～…すいません、ちょっと良いですか？」

『あ、はい！こんにちは。』

横から声を掛けられ、見てみると、
エプロンを付けて、帽子を被ったツインテールの女の子が居た。

「えへへ、こんにちは……どうすれば良いかわかりませんよね？
私、ヒマワリって言います。案内しますから、ついて来て下さい。」

『あ、ありがとうございます。』

ヒマ「まず、食事をするところ……
えーと、食堂を紹介しますね。」

嗚呼、よかった優しい人がいるんだな。
…ところで、何だか寒気がするんだか、何なんだろうか。

「姉さん！姉さん！！姉さん！！！
ダメじゃないか！知らない人にすぐに近づいちゃ！！
確かに姉さんは優しいから案内してあげたくなるのもわかるけど、
僕の姉さんが……！」

ヒマワリさんに抱きついた人は、
パーカーの様な布切れを身につけていて、
どうやら幽霊の様な見た目の少年だ。

ヒマ「こら、ゴス。管理者さんの前だよ、しっかりしなさいね。」

ゴス「姉さんが言うなら……！
こんにちは、僕ゴスって言います、
姉さんにあんまり近づかないで下さいね？」

……勢いと圧力が凄いな……