いつかまた。【オリジナル】 (ページ1)

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1、初めまして。ページ1

A視点

［ピーー。］

この新しい施設に入って、初めて聞いた音は、
だだの機械音だ。

［はじめまして、新しい管理者のA様、で宜しかったでしょうか。］

……驚いた、最近の機械は喋れるんだな……
とりあえず返事でもしておこう。

『嗚呼、Aで合ってる。それで、私は何をすれば良いんだ？』

［分かりました、案内を開始します。］

［まずは、貴方様の情報を読み取りますので、
手前の部屋へお入り下さい。］

『………これか。』

入り口の前に白色の扉がある、
この中でなにかチェックでもするのだろう。

『………失礼します。』

部屋は以外と殺風景で、カメラらしき物しかない。

［写真を撮りますので、カメラ前に来てください。］

『……こんな感じか？』

線があったので、その上に乗ると、
パシャッと音がした。

［A様、ですね。
性別は、女性。

外見は、黒髪で黒目のスーツ姿。

出身地は、日本ですね。］

『………！？』

凄いな最近の機械は…！
喋れるし、性別、出身地まで簡単に見抜くとは……
技術の進歩か……。

［こちらが証明書です。お受け取り下さい。］

スーッと私の写真といろんな情報が載っている
カードが出てきた。

［おめでとうごさいます。これで貴方様はこの施設の一員です。］

……機械の棒読みみたいな言葉で祝われても
あんまり嬉しくないな……。

『…ありがとう、それで、次は？』

［では、次の部屋へ移りましょう。］