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其ノ壱 ページ3

街の外れにある山。

藤襲山という山だ。藤の花が咲き誇る、綺麗な山。

この山で今日行われるのは、最終選別。

鬼殺隊へ入隊するための試練だ。

正直に言います。

怖いです←



『(ほ、本当に来てしまった…!なんか皆目がギラギラしてるし…)』



ひと月前、おばあちゃんが亡くなった。

血の繋がりのない私を、1人で育ててくれた。

そんなおばあちゃんが、鬼になってしまった。

斬ったのは私。

許せなかった。

おばあちゃんを鬼にした犯人も、殺してしまった自分も。

だからここに来た。鬼を狩るために。

7日間、この山で生き延びることが合格条件らしい。

包帯の巻かれている右手をギュッと握る。

絶対に生き残る。

不穏な空気が流れてくる方へ、私は足を踏み出した。






************************************短いですかね…?

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作者名:お鈴 | 作成日時:2019年12月8日 7時

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