JUMPの桜ヶ丘学園

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勝利.



教室に行くと、幼馴染みのアイツしか、いなかった。


俺は、ドアを開けようか悩んだ。

教室から、声が聞こえたからだ。

貴「誰か…助けて…」

消え入りそうな幼馴染みの声。

幼馴染みと言っても、そこまで特別仲が言い訳ではなかった。

挨拶を交わす程度。

彼女の家庭事情を知っていたから。

中学の頃、Aの親が水商売をしていると言う噂が広まっていた。
事実だったけど…

その日から、彼女は酷いいじめを受けるようになった。

関わりたくない。平和に過ごしたい。

彼女へのいじめと共に、
俺は自分に言い訳をして、
彼女から離れる事にした。


彼女はしだいに不登校となり、学校に来なくなった。

プリントを届けに家に行くと、
家の外からでも聞こえるほど大きな声で、
彼女の父親が怒鳴り散らしていた。
時々、ガラスの割れる音や、
殴る音も聞こえ、
俺は怖くなって




その場から逃げた。

今の俺は、ただ彼女を守りたかった。
今の俺は、昔とは違う。
彼女を守る自信があった。
そもそも昔の俺が、彼女を人を信頼できない人にしてしまったんだから。

ガラガラ


ギュッ


勝「ねぇ…」





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読者の皆さんすいません！
アンケートの結果、高木君が一位だったんですけど、高木は違う役で出したくて、勝利君にしました！本当にすいません

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