くノ一教室の上級生 (ページ12)

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五年生後半

留「おい、A！勝負だ！」

『いや、いきなりだな』

留「この前、タソガレドキの組頭と戦って引き分けに終わったと聞いたぞ！」

『それは、単に向こうが手加減してくれたから！本気で来たら勝てないよ』

留「取り敢えず、勝負だ！」

『だから、なんでよ！』

面倒くさいな‥‥あ、そうだ！

『文次郎が、留三郎の悪口言ってたよ』

留「何？」

『留三郎は、俺より弱いって』

留「聞き捨てならん！文次郎より、俺の方が強い！」

よしよし

『文次郎なら、池の方にいたから確かめてきなよ』

留「そうさせてもらう！じゃ」

ごめんね、文次郎

『ふぁ～‥‥ねむ』

ちょっと寝ようかな

・

『ん‥‥よく寝たって、誰？』

なんで、私の横に見知らぬ一年生が？

「あ、おはようございます」

『あ、うん。おはよう。君誰？』

四「え、僕は時友四郎兵衛です」

『四郎兵衛ね。私に何か用があったの？』

四「いえ、凄く気持ちよさそうに寝られてて、なんだか僕も眠くなってしまいまして‥‥‥スゥ‥‥」

『寝るの早！』

ま、いいや。もう一眠りしよ