樹くんの溺愛事情。 (ページ5)

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出会いページ5

樹side

俺が、Aと付き合うことができたきっかけは、

－ーーーーーーー－－大学1年生ーーーーーーーーー

俺には前からずっと気になってた子がいる。

綺麗な黒髪の、ちょっと身長は低くて、いつもはキレイな雰囲気なのに笑った顔は、可愛くて、、、

そんな子。

名前は元宮 Aちゃん。

大学の中でも人気で、よく告白もされてるって聞く。

俺だって、昔からイケメンだ、カッコいいだの言われてきて

今だって女の子たちには困ってないし、ちょっと笑顔を振りまくだけで顔を赤くするのに…

…でも、あの子にはそれが効かない。

てか、なびかないし、こっちを向くこともない。

だからこそ、最初はこっちを向かせようと思ってあの子を見ていたけど、

今じゃ、俺があの子を気になってしまってる。

見向きもしないAちゃんと、どうにかしてでも話せるように考えた結果…

同じ授業を取ればいいんだって気づいた。

だから、必死に色んな子にAちゃんが取る授業を聞いて、偶然かのようにした。

今までの俺を知ってる奴がそんな必死な俺を見たら笑うだろうけど、俺はそれでもAちゃんと仲良くなりたかった。

だから、今の俺はもうニヤケてしまいそうなほど、嬉しくて堪らない。

…なぜなら、1人で座っているAちゃんを見つけてたまたまかの様にして隣に座ることが出来たから！

横顔も可愛くて、…なんかAちゃんいい匂いすんだけど。

「ねぇ、田中樹くん？だよね？」