坂の上の教室で…

雫が三十七粒 ページ46

Aside

貴&殺「｢申し訳ありませんでしたあぁぁぁぁぁ!!!!｣」


園長「ぎゃあああああ！」


殺「本日は私100億円の賞金首がご迷惑お掛けしましたあああ！」


園「ぎゃああああああ！」


貴「本日は私ポートマフィア幹部が彼らを見逃し、ご迷惑お掛けしましたあああ！」


園「ぎゃああああああ！」


貴「さあ皆！入っておいで！」


園「ぎゃああああああ！」


皆「すいませんでした！」


園「ぎゃああああああ！」


三つも余計にギャーさせちゃった。


いやはや申し訳ない。


貴「あの、提案があるのですが」


園「ん、なんじゃ」


貴「お爺さんは待機児童や不登校児童何かを園に入れておられるんですよね。」


園「そ、そうじゃが…それがどうした」


にこっと営業スマイルを張り付けた顔で話す。


貴「およそ二週間、無給で働くアルバイト２０数名、如何ですか？
手の届くところ全てに手を回し、全力でサポート致します。」


園「ふんっ、先程、お主は自分の事をポートマフィア幹部だと言ったな。
そんな戯言を抜かすやつにあの子たちを任せられるか！」


あはー、やっぱりそういう反応になるよねー。


でも事実なんだからしょうがないんですよぉ！


貴「烏間先生、今から３０秒、私は生徒じゃない。
もう数も分からないくらいの命を奪った極悪の犯罪者。
これまで身元も分からなかったソレがいま、貴方の目の前に居る。
さあ、来たまえ」


云い終わるのと同時にナイフが飛んでくる。


貴「ほっ、と…」


その後も容赦なく飛んでくる技をすれすれで避け、


こちらも拳銃を取り出す。


貴「あははっ、楽しいねェ！」


傍に居た渚の首を掴み、銃を突きつける。


渚「A!?」


貴「いやぁ、流石に怖いねぇ？
おーっと、これ以上近づかないでねー？
怖さで震えちゃって、間違えて引き金(トリガー)引いちゃうかもね？」


烏「チッ」


貴「４、３、２、１、０…はーい３０秒たったー！
先生、すいません…急に云い出して。
これでこちらの御人に信じて頂けるかと。
信じて頂く必要性は感じませんが。」


いや、云ってみて思ったけど、ホントに意味無いことしたな。←


さーてと、それじゃあ早速ー？


貴「れっつごー!」

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