ヒロインは私じゃない。 (ページ6)

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青春5 ページ6

花side

花『そ、そっか、だろうなーとは思ったよ！』

緑「え！？花ちゃん気付いてたの！？
やっぱり花ちゃんは凄いな」

そう言って、へへっと笑う出久。

花『当たり前だよ！何年一緒にいると
思ってんの！出久は、私の大切な幼なじみなんだから！』

はは、大切な幼なじみ･･･か･･･

自分で言って悲しくなってきたな

緑「！！･･･僕も･･･僕にとっても、花ちゃんは
大切な幼なじみだよ。本当にいつもありがとう。
花ちゃんのおかげで、麗日さんの大切さに気付いたよ。」

ズキン

泣くな。

こらえろ。

花『わっ私、もう帰るね！お、応援するから！』

そう言って立ち上がる。

緑「待って、一緒に帰らない？」

今日は無理。

少しでも話したら、涙が出そうだった。

花『ごめん！用事があるんだ！』

緑「そっか、じゃあ、また明日。」

花『うん、バイバイ！』

走って教室を出た。その瞬間、涙が溢れ出した。

花『勝手に傷付いて泣いて、ほんとバカみたい･･･』