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アンチラグナロク・サバイバー ページ38

バチン!
「えっ?」
『何っ!?』
レインがセブンの頬を叩いた。
「セブン...、あんたは何勘違いしてるの?」
しかしそんなレインの意外な行動にも悪びれず、セブンは冷たい目でレインを見やる。
「レイン...あなたは何の権限で、私の頬を叩くのかな?」
「あんたのクソ生意気な笑みを見ていられなくなったからよ!」
二人をどうにか仲裁しようと試みるが、
「お、おい!」
『二人とも!』
「キリト君とAは黙ってて!」
跳ね除けられてしまった。...待て、今俺を呼び捨てにしなかったか?
「確かに、あんたの実験は高尚かもしれない!それで新しい技術が生まれるかもしれない!」
それについてはどうでもいいのだが。
「でもあんた仮にもアイドルをやってるんでしょう!?夢を与えるのはアイドルの務めなのに、皆の楽しみを奪ってどうすんのよ!?」
「私は皆の期待に応え...皆はその見返りをくれた!これは互いに利益を分け合う純粋な交渉よ!皆幸せなんだからいいじゃない!」
うーむ、昔何処かのアイドルが嘘はとびっきりの愛とか言ってたが...これは嘘の付き過ぎだ。愛通り越して探究心しか残ってないじゃないか...!
ーーーーーーーー
『実験を辞める気はなし...か。なら倒すしかないな』
「ああ。ラスボスをたった一人で倒しちまった君を倒して、そのラグナロクとやらを失敗させてやるさ」
レインの大事な遊び場を汚すなと言う言葉にも折れず、まだ実験を続ける気でいるようだ。SAOサバイバーがゲームと遊びを同じにされるとキレるというのはもう有名な話だが...今は気にしない方が良さそうだ。
「強力な無数のOSSを持つ私に...勝てると思うの?」
「そういう相手の方がむしろ燃えるさ。俺達のラスボスに相応しいぜ」
『死の恐怖(SAO)や銃の恐ろしさ(GGO)を知った俺達に、付け焼き刃のOSSで勝てると思うな!』
「行くよ!キリト君A君!」
...まぁ、さっきの呼び捨ては今ので許してやろう。俺達は武器を抜くと、一斉に斬り掛かった。

剣の生還者、銃の覇者、妖精の英雄→←ラグナロク・パストラル



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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 17時

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