決戦 ページ10
『...ふうう。』
息を整え、先程立てた作戦を思い出す。俺の役割は死銃の後方から忍び寄り、至近距離で
『!発砲音!』
奴が最後の一撃を決めようとしている。俺は全速力で駆け出した。
見るとそこには体を切断されようとしている死銃が。俺は一気に肉薄し、奴の脳天に容赦なく
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「またリアルで会える時が来たら、その時はALOで会おう。...さて、この試合も終わらせないとな。」
『で?どうする?こちとら弾丸はもう殆ど残ってないぞ。』
「ふふふ...」
シノンが不敵な笑みを浮かべている。これはまさか...
「わーっWw」
グレネードを持って俺達に抱きついてきた。ああくそ、まさかこんなふうに終わるなんて...
そう思った瞬間、俺の周囲は閃光と爆音で満たされた。
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現実に戻ってきた瞬間、一気に体を跳ね上げる。
「わ、A君!?」
『アスナさんよ。あいつ...死銃の名前、わかるか?』
俺がした突然の質問に、彼女は言葉を戸惑いながらも答える。
「え...ステルベン。病院用語で『死』を意味するんだって。」
『...まずい!おいキリト!シノンの奴、友人に関してをなんて言ってた!?』
「た、確か医者の...あっ!」
その通りだ。シノンの友人が共犯者の一人である可能性が浮上したのだ。
『行くぞ!このままじゃシノンが危ない!』
俺は素早く着替えると、一気に駆け出した。
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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 22時