ソードアートオンラインエピソード０〜月読の狙撃者〜 (ページ8)

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番外編：紅の襲撃者ページ8

俺はSAO内で「ムーンブレイダー」と言う異名を持っている。しかし、語源がわからないのだ。何故血の色の装備で固めた俺が月とつく異名を付けられたのか....
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SAO13層

『今宵も...月は輝いているな。』
そう呟き、走り出す。圧倒的な速さ。モンスターは敢え無くポリゴンと化して砕け散った。
『月読...かぁ...』
俺は未だ意味の知れぬ異名を呟き、次の獲物を探して駆け出した。
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『まさか、かの「ピンクの悪魔」様と戦う羽目になるとはなぁっ！』
そう叫んで一気に飛び出し、ぶっ放す。直線加速と瞬発力なら誰にも負ける気がしない。不意打ちなんて卑怯だが、俺の目的はあくまでもBoBまでに死なないこと。そして、十分に経験値を稼ぐこと。そのためならどんな手だって使ってやる。俺は勝つために様々な武器を手に取った。SAOでは奇襲のためにダガーナイフを常に持ち、斧を投げつけ、槍を投げ、また曲刀を振りかぶりながらレイピアを突き立てる。やがて野太刀に落ち着くが、GGOで今度は対物用にバズーカを担ぎ、火炎放射器をぶん回しロケット、ミサイルランチャーを乱射。BoBが一対一の戦いと聞けば機銃を放ち剣を振り回し、グレネードを投げた。そしてショットガンを装備して今に至る。
『火炎放射器にそんな貧相な車で立ち向かうのか？...褒めてやるぜ。やってみろ！』
時々対物兵器を両手に持ってはあちこちのオブジェクトを吹き飛ばし、またショットガンに戻っては次々に名のあるプレイヤーを撃ち抜く。俺が大暴れしたせいでうつ状態になったプレイヤーもいたようだ。...まぁ、関係ないが。
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BoB三回戦

『お前のような雑魚に教えてやるよ。俺の異名にある月という文字は...』
相手の後ろに素早く回り込む。
『周囲の闇に紛れて攻撃する様からつけられたのさ！』
そう叫び、一気に踏み込んで無防備な胴体に容赦なく弾丸を叩き込んだ。