おかしなアバター ページ30
『菊岡の野郎...!』
どうも皆さん、Aです。私は今...自分の姿に頭が真っ白になっています。
『誰だこのおじさんはぁぁ!?』
スキルも武器も代わりはない。だが、問題はその容姿だ。標準体型にそぐわない屈強な肉体、そして顔についた返り血のメイクに鮮血模様の黒い防弾スーツ。名前だっていつもどおりHihouなのに。
『あとで56してやる...!』
キリトはくっそボーイッシュな少女みたいな(キリコ。GGOのキリトの髪を20cm程度にカットしただけ)容姿なのに。...あっ、早速絡まれてる。
『俺の前でナンパたぁ...いい度胸じゃねぇかよ!』
クズどもの耳元でポンプアクションしたら腰を抜かして逃げていった。軟弱者め。
『じゃあな。気を付けろよ』
一応情報交換もしたいが、ナンパだと勘違いされてやられたら元も子もない。...さーて、登録をb
「ならそこのターミナルで登録しないと。もう残り時間はあと数分よ」
!?!?何故だ!?何故シノンがここに!?...!
ーーーーーー
登録が終わったあと。
「シノンは特別で最強の存在なんだから!」
まーたいるよ。どれ、一つやるか。
『お前...何をしている』
「「!?」」
「あなたは...さっきの?」
困惑するシノンやこちらに問いかけてくるキリコを無視し、シュピーゲルを真っ直ぐに見つめる。
『孤高であるべき?特別で最強の存在?...黙って聞いていれば勝手なことを。それはお前の幻想でしかない!そいつに理想を抱くのは勝手だが、それを本人に押し付けるのはやめてたほうがいいぞ?...さもなきゃ俺のショットガンが火を吹く。わかったな』
怒りを抑えての精一杯の忠告。...あと少しで暴走するところだった。
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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 22時