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番外編:基地攻略 ページ18

クロツキside

『なぁ、俺と組まないか?』
いきなりAにそう言われた。今思えば、断っておけばよかったのかもしれない。
『いやー、悪いな。いつも狩り場にしにしている第六EF(アースフォース)基地で新しいルートが発見されたんだ』
そう、Aは一人では不安という理由で俺を連れてきたのだった。
『戦闘は俺がやるから、安心して付いてきてくれ』
なんの為に呼ばれたのやら。そう思った刹那、Aが弾を装填(彼は接敵の際に警告の意味を込めてリロードすることが多い)した。
『気を付けろ。敵が来るぞ』
そう言って彼はライフガードを装着した暗視ゴーグルを下ろす。
『そこだ!』
彼の撃った徹甲(スラッグ)弾が正確に標的を撃ち抜く。
『!AT(アイアンタンク)01型、アイアンタンクか...』
「AT?」
『基地エリア限定のモンスターさ。基地を守るために作られたMARV(小型自律戦闘車両)って設定でな。種類が多いのが厄介だ。今のは01型のアイアンタンク。見かけよりも機動力が高いから注意しろよ?』
その後、何度もATに出くわした。おびただしい数のATを退け...
「やった!宝箱(トレジャーボックス)だ!」
『おお!バックバスターじゃないか!サブ武器としてちょうどいい!クロツキ、お前のおかげだ。礼といっちゃなんだが...受け取ってくれ!』
彼が差し出したのは2つの弾倉(マガジン)だった。
電撃弾(スパークバレット)超強化貫通弾(アンチメタルバレット)だ。役に立つかもしれん』
帰ったらクレハに報告しないとな。そう思いながらアイテムを受け取り、俺は帰路についた。

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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 22時

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