番外編:尖兵の独り言 ページ12
『だーっ、畜生!』
そう叫び、手にしたウィスキー(と思われる)の瓶を投げつける。
『あんの野郎ども、事あるごとに人様を頼りおって!』
そのせいでろくに休めもしない。
「で?そいつらは?」
『全員
ついでにビルの上から47回転を決めながらぶっ放したからあいつらはもう終わりだ。プレイヤー的にも精神的にも追い詰められてしまい、やめるのもそう遠くはないだろう。
『お前はいいよなぁ!?そのアバターで出歩けばキャーキャー歓声が上がるんだぜ?それに比べりゃ俺は何だ!?俺を見たやつはこっちに恐怖と軽蔑の視線を向けてくるんだぞ!?』
「それはお前のせいでやめたプレイヤーが出てるからだろ。それも何人も」
.....それには反論できんな。事実だし。
『しかも今朝は
「断ればいいじゃないか。お前の腕なら難しくないだろ?」
...あのなぁ。こっちとしても評判を下げたくないんだ。
『だから28回転を決めてやった』
「お前、いちいちやることが大げさなんだよな」
うるせぇ。砂漠に潜むあのプレイヤーよりかはマシだ。
『...じゃあ、俺ぁ行くぜ。狩り場にしている第六
じゃあな、とキリトに手を振り、相棒のM500を取り出した。
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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 22時