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満月を仰ぐ月読の剣士 ページ7

手にしたM240Bを乱射し、かつてない速度で武器を切り替えながら連続で攻撃を叩き込む。
『なんで高レベルモンスターであるこいつが五体もいるんだよ!』
このゲームにおいてのボスモンスターはパーティが別エリアに移動すると再度出現するが、まさか第二ラウンドである隔絶空間に移動するだけでもリポップするなんて...!バックバスターにある武器はほぼ打ち尽くした。ステルスボムも、トーチタレットも、グラビトンスフィアも、スパーキーボマーも。もう残るはリミットブラストとエナジーボムしか残っていない。...が、隔絶空間はそれ自体がダメージエリアだ。ダメージを受けるのを防ぐため、ブースト系の特殊効果は全て打ち消される(強化分は全て生命維持に回されるという設定らしい)。その上弱体化してるとはいえボスレベルの敵がけっこう湧く。
『くそっ、今のままじゃあと三分でリミットブラストが切れる!』
ブースト系最高レベル、リミットブラスト。頭がおかしいほどステータスが上昇する(単純計算で50倍)が、その代わり10秒しか持たない。隔絶空間では10分は持つみたいだが、それでもやはり短いのだ(通常は120分)。
『やぶれかぶれだ!』
シャドウハンターを構え、叫ぶ。
『フェアリィ・ダンスッ!』
俺の持つ最後の切り札。発動中は魔法攻撃を全て反射(リフレクト)する。そしてそのスピードは並の上位プレイヤーでは捉えることができない。エナジーボム全弾と俺の決意を込めたその一撃が瀕死のクラブデュアルを貫いた。

AWOコラム3:モンスターまとめ→←反転世界



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作者名:闇月 | 作成日時:2024年1月4日 16時

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