ソードアートオンライン〜剣士と妖精と〜 (ページ9)

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シルフ領へページ9

キリトside

幸い、会議場から300m手前で追い払うことができた。しかし、不運は続く。なんと、シルフと同盟を結ぶに当たって、(なぜか)シルフとパーティを組む羽目になった。しかも組む相手はあのリーファの所である。なぜ嫌そうな顔をするかは元裏切り者がリーダーを努めていることもある。しかし、問題は俺自身にあるのだ。今まで戦ってきた相手の首謀者が変態と精神異常者ばかりだったため、戦闘狂とゲス野郎には無意識に激しい殺意が湧いてしまうのだ。だいぶ落ち着いた今でもシノンの友人と聞いただけで反射的に滅多刺しにしてやろうと考えてしまう。しかし、断ることは出来ない。勿論シルフに仲間がいないわけではない。だが、シルフの混妖精達はスピード特化の者が少なく(1500人中70人！)、いずれも他種族と組むのを避けている。そもそも、技量が及ばないため嫌が上でも組むのは避けられない。「シルフ五傑」スピードホリックのリーファと「スプリガン四天王」シャドウブレイダーの俺＆ムーンブレイダーのAが合わされば何もかも上手く行くというのが領主の意見だ。
「なんでだよぉぉぉぉぉ！」
漆黒の空に俺の叫びが虚しく響き渡った。

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