ソードアートオンライン〜剣士と妖精と〜 (ページ16)

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反次元空間~ダークヘイム~ ページ16

鋼鉄の城アインクラッド制圧から半年が経過した...。ALO出身プレイヤーが記憶を失った原因も少しずつだが、分かりつつある。現在俺は全ての原因、妖精の国と同じ座標かつ別次元に存在する超反次元空間ダークヘイムを探索中だ。
「俺の予想が正しければ、このダークヘイム中央の世界樹かアインクラッドに黒幕が存在するはずだ。」
ダークヘイムの発見は唐突だった。種族領に突如出現した時空の穴。その中には、同じような作りでできた妖精の国があった。時空の穴には出現した種族領に対応する混妖精しか入れない。
「！モンスターか！...しかも物理耐性が高い！魔法系ソードスキルが使用できない今の俺に倒せるのか...?」
現在、混妖精には魔法属性のソードスキルを使用することが出来ない。ただでさえ魔法攻撃が苦手な混妖精に、これは痛い。
「...このモンスターはその場から動けないみたいだな。炎属性のファイアレーザーならダメージを与えられるかも...！だが、その負荷に耐えきれず、サーモアイが解除される恐れが...四の五の言ってる場合じゃない！一か八か、スターアイに切り替えるんだ！」
そう心に決め、俺は重力感知付与魔法と炎属性の攻撃魔法を同時に唱え始めた。

サイドストーリー：魔法兵カズ→←城の怪物