エピソード5:紅月の尖兵 ページ7
Aside
『ふう...』
やっと欲しいアイテムが手に入った。ライフガードγ。再利用型のαや使い捨てでストック可能なβの上位互換。こちらも同時に十六枚装備できる上に60発(対戦車弾6発、炎を3.6秒)の弾丸を弾き返し、また解除されたガードは15秒程度で順次回復する。いわば突撃戦法を得意とするAGI型にとってありがたいアイテム。
『ドロップ率が非常に低いから苦労したが...今回で4つも出てくるとは。』
ライフガードγはβと同様、一度に四枚ドロップする。つまり、一気にHPを上昇させることに成功したと言っても過言ではない。
『...おっと、こんな事してたらもうサードウェーブの時刻じゃないか!』
俺はゲートを起動し、座標を首都に合わせた。
ーーーーーーーーーーーーー
首都グロッケン外周
『始まっていたか!』
無数のエイリアンの大軍。これを退けなければGGOはサービスが停止し、他のVRMMOで防衛イベントが発生。GGO奪還イベントに着手できない。
『吹っ飛ばす!』
俺の最も得意とする戦法...それは、
『突撃して、ゼロ距離射撃をお見舞いすることだ!』
そう叫んで素早く踏み込み、銃弾を叩き込む。エイリアンが雄叫びを上げて倒れた。
『...NPCだから理解できないだろうが...これを機に教えてやるよ。俺の名はA。紅月の尖兵の名を持ちしものだ!』
俺は敵の大軍を見据え、突撃した。
エピソード6:集結→←おまけエピソード1:グレネード大騒動(キャラ崩壊注意)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:闇月 | 作成日時:2023年10月23日 20時