ソードアートオンライン〜原神フォーエバー〜 (ページ4)

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二人の剣士ページ4

十年後...Aside

「むにゃむにゃ...」
まったく...いちいち船を漕ぎおってからに。だから寝ろとあれほど言ったんだがな。
『おきろ！おい！キリト！』
...腹が立ってきた。相棒のバーストゲイザーを抜き放つ。
『かくなる上は...！』
「やめろぉぉぉ！」
そう叫んで相棒が顔を跳ね上げる。髪も、瞳も。奴そのものだ。
「...なんで初対面で気づかないかねぇ」
『普通は疑うだろう？同じ名前の別人かもしれないし』
疑いのあるやつはこれみよがしに手がかりを晒してやる。それがおれのやり方さ。
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『！おいおい...』
「嘘だろ...？」
激しい風が俺達の黒髪をさらう。そこには、巨大な龍がいた。あんなのが暴れ始めたら、モンドなんて簡単に吹き飛ばしてしまう...！
ーーーーーーーー
『「...」』
俺達は眼の前の光景にただただ呆れ果てていた。あの恐ろしい怪物をたった一人で退治したのだ。目を疑わないやつのほうがおかしいだろう。と、言うわけでー
『「「代理団長様、」」』
「連れてきたぞ」
「連れてきましたよ」
『連れてきましたぜ？』
はい。旅人を連れてきました。...俺達はまだ知らない。この少女とも出会いが大波乱をもたらすことに。