◇9話 ページ14
『ギ、ギリギリセーフ？』
「そうみたいやな。」
あれから通学路を全力疾走し、なんとかブルーロック学園に到着した。
『入学式から遅刻するとこだったよ…。』
「僕も進級早々遅刻するとこやったわ。
あ、じゃあ、僕こっちやから。また放課後な。」
そう言って、羊くんは2年昇降口を指差す。
『あぁ、そっか。じゃあまたn…………ハッ!!』
ここで美園 A、とあることに気づいてしまう。
そう、何を隠そう私は、極度の方向音痴なのである!!
え、1年昇降口って何処にあるんだろ。その前にクラスとか見た方がいいのかな。どっちにしろ、どっちの場所も分かんないんだけど。
正直、1年昇降口の場所が何処にあるのか分からないと言えば分からないが、まぁ大丈夫だろう！
私の方向音痴を嫌と言うほど知っている彼も、きっと同じことを思っているのだろう。体を2年昇降口に向けたまま、私を不安そうな、心配そうな瞳で見つめてくる羊くんには顔面国宝(私)のとびっきりの笑顔をウインク付きでしてあげた。ファンサだぜ☆
そんなこんなで意気揚々と歩き始めた私だったが、少し歩いたところで、私はふと辺りを見渡した。
前方に校舎がある。後方には2年昇降口。
『…あれ1年昇降口どこ。』
そう、皆さんお気づきだろうが、私は早すぎるフラグ回収を遂げ、無事迷子になっていたのだった。
『えっえっ。どうしよっ。えっえっ。』
柄にもなく真顔でテンパる私。てか待って、ガチでどうしよ。
だが、言ってしまえば焦ってるとか口だけで、正直なところ「まぁどうにかなるだろ。」と思っているのだ。ハハッこりゃあ危機感も迷子になってんなぁー。ガチ危ねぇし気を付けよ〜(思ってない)。
その時、後ろから肩を控えめに叩かれて振り向くと、そこには1人の男子高校生が立っていた。
ほんの少しの沈黙が流れ、彼はおずおずと口を開いた。
「……あの、その制服、ブルーロック学園のですよね？僕もブルーロック学園に行くところなんですけど、一緒に行きませんか？」
そう訪ねる彼が、私には後光がさしてるようにみえた。
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ここで、読者の皆様が少なからず抱いているであろう、「え、流石に昇降口が分からなくて迷うとかある？」という疑問にお答えしたいと思います!!!
勝手に答えといて凄い適当感ありますけど、多目に見てください!!
単純なんですが、ブルーロック学園私立ですし、すんごい広いって解釈をしていただければ良いです！
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号哭。 - れーとさん» りなちゃんについてコメントしていただけて嬉しいです!!ありがとうございます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 07f289d1de (このIDを非表示/違反報告)
号哭。 - あさん» コメントありがとうございます！頑張ります!! (1月17日 21時) (レス) id: 07f289d1de (このIDを非表示/違反報告)
れーと - りなちゃんしか勝たん (12月28日 20時) (レス) @page43 id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - ファイトです🔥 (11月15日 14時) (レス) @page41 id: c33439ae2b (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 号哭。さん» いいですよ！ありがとうございます✨ (9月8日 8時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：号哭。 | 作成日時：2023年2月1日 2時
