【我慢】 ページ44
１月１日
AM11:30
いつの間に寝てしまったのか
チャンミンの右腕が私の下にあって
後ろから包まれるような格好だった
確か
感じたことない幸せな気持ちで散々話して
そのまま眠って
起きたら
幸せな気持ちがもっと増えていて
後ろから感じるチャンミンの寝息に
しばらく耳を傾けていた
怖いくらいに幸せって
まさに今だな。。。
後ろの愛しい人は一向に起きる気配がない
さ、お雑煮作ろう。
そ〜っと
起こさないようにベッドから降りて
キッチンへ向かった
鳥肉に塩を振って
お湯を沸かしてる間に
大根、にんじん、かまぼこ、みつばを切っておいて
ひとつのお鍋でほうれん草をさっと茹で
もうひとつのお鍋に沸いたお湯で鳥肉を湯通し・・・
あれ？
あ、どうしよう
ザルがない
一旦火を止めてザルを探す
・・・ない。
困った。
鳥肉はなんとかなるけど
鰹節をこして出汁を取りたいんだけどな・・・
うーんどうしよう
代わりになりそうなものもないし
悩んでいたらリビングのドアが開いた
CM「おはよう〜・・・」
少し寝ぼけた感じ
髪の毛ボサボサで可愛い。
「おはよう。ってもうお昼だけど(笑)」
「何か作ってる？」
「うん」
キッチンに入ってきた彼が
私の手元を覗いた
「お雑煮なんだけど、ザルがなくて困ってた」
「ざる？」
「うん。お腹空いたよね？どうしよう、先におせち食べる？」
「・・・上で借りてこようか」
「え？・・・あ、そっか。でもお邪魔じゃない？」
昨日のことを思い出してしまった・・・///
と、いきなりふわっと
後ろから抱き締めた
「栞の雑煮食いたいから我慢する」
耳元で囁くみたいに言った
・・・？？？
どういう意味だろ？
我慢？？？
こっちがお邪魔するのに我慢ってなんだろう？
「・・・どうしてがまキャッ」
いきなりクルッと回転させられて
向かい合わせ。
その勢いのまま
KISSをした
今まで、と言うか
昨日までは
KISSする時
彼の手は私の背中や頬にあったんだけど
今、
チャンミンの手があるのは
確実に
私の胸・・・
栞「ストップッ」
思わず突っぱねてしまった
少し目を丸くしてる
「我慢って、そういうこと？」
「・・・え？」
「なら我慢して。し、初心者なんだからね」
「え？・・・あ・・・プッ」
突然顔を横に向けて噴き出したかと思ったら
あっはっはっはって大きな声で
お腹を抱えて笑った
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ちぃ(プロフ) - またまた読み返してドキドキ感を味あわせてもらいました。ありがとうござぃます。更新楽しみに待ってます。 (2018年12月19日 8時) (
レス) id: 205de0ddbd (このIDを非表示/違反報告)
プリン(プロフ) - やっぱり大好きなお話(^-^) 更新楽しみにしています。 (2018年12月10日 10時) (レス) id: 5ce7cc7523 (このIDを非表示/違反報告)
hiRo(プロフ) - 久々に読みました。てか読みきったなかったようで…(^_^; もしかしてチャンミンの予感的中ですか？温泉行けるのかなぁ〜 栞ちゃん可愛い。チャンミンとても幸せそうで私も嬉しいです。続き、楽しみにしています。 (2018年11月17日 12時) (レス) id: 45e71dac68 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪ - 何でしょう、このドキドキは･･･。しばらく、ご無沙汰していて、思い出すのに時間かかりましたが、ジュエルさんのお話、やっぱりすごいです。引き込まれて、甘い幸せが広がり、胸の高鳴りに困っています。ジュエルさんも唯一無二です！ありがとうございます(*^^*) (2018年11月16日 23時) (レス) id: e223a81c8b (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - この小説は好きです。何度も読み返してますが不満が1つだけ。どの章も続編への移行ボタンが全く無く、次の章を読むには一番最初のプレイリストに戻らないといけません。せめて続編移行のボタン設定を付けて下さい。私以外にも同じ読者がいるはず。作者さんお願いします (2018年11月16日 17時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュエル
| 作成日時：2018年1月23日 1時
