スイッチ騒動 ページ20
「オイ、何でサイバイマンなんだよ」
「いい感じの雑魚キャラだろう」
「ばっかお前、だったらその雑魚にやられた
ヤ○チャはどうなんだよ。かわいそうだろうが。雑魚の下って何だよ。もうフレームアウト
だよ扱い的には。マジもんの解説者になっちゃうよあいつ」
「どうせ、ブ○マもべジー○に寝取られるし、
イメチェンで顔に傷を入れてみたが始終誰にも
触れられない。・・状況は既に、フレームアウトとさして大差なかろう」
「あれイメチェンだったの?つかお前ヤ○チャ
に恨みでもあんの?」
場が余計に混乱したのは言うまでもない。
今現在、この世で一番くだらない会話がこの
重大な状況の中で繰り広げられているのだから
「小太郎・・、前に敵がいるんだけど」
「ん?ーーあぁすまん!」
ごほん。一つ咳払いをした小太郎は、
私を背中に隠すように、一歩前へ歩みでた。
「・・Aに峯田吉蔵と結婚する意思はない
お引き取り願おう」
「こちらとしても、そう言われて引き下がるわけにはいかない。連れ帰れとのお達しだ」
「そうか。ーーならば仕方あるまい」
ごそごそと何やら懐ろを探り出した小太郎。
・・・まさか、武器か。全員が固唾を飲んで
見守っていれば_____
「この爆弾が目に入るかァァア!
そこから一歩でも動いてみろ!ドカンだぞ!
貴様らどころか、我々、挙句Aまで
チリと化すのだぐあーはっは!」
懐から取り出した丸いそれを掲げ、声を荒げる
その男に、周りはしばしの沈黙に囚われた。
みんなの状況理解の間を少し。
ーーーそして、
「・・・・それ悪役がよくやる手口だろーがァァア!」
衝撃から抜け出し、最初にツッコミを入れたのは銀さんであった。
「お前Aチャン助けに来たんだろ!?
何チリにしようとしてんだ馬鹿なの!?」
「慌てるな。このスイッチを押さぬ限り
爆発はしな・・・ーーーあ、」
小太郎の言葉が止まり、ーーかちゃ、なんて
機械的な音が聞こえたきがした。そう、まるで
スイッチのような、・・・え?
「ーーー小太郎!?」
「お前やっぱ馬鹿だ!100回死ね!!」
「みんな伏せろォォオ!」
次の瞬間、爆弾は威力を発揮することとなる。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュシュ☆☆(プロフ) - さざんかさん» 読んでくださり、ありがとうございます!かなり前に書かせていただいたものなので、今も読んでくださる方がいて嬉しいです! (2022年12月29日 9時) (レス) id: e568b5485d (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 更新お疲れ様でした。投稿してくれてありがとうございました。本編でも、特に番外編でも涙を流してしまいました。とても素敵で感動的で、桂小太郎がさらに好きになりました。出会えてよかったと思える作品です。 (2022年12月11日 4時) (レス) @page44 id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 亜麻音さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!! (2021年8月5日 20時) (レス) id: 226626a196 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻音 - 私ズラ大好きなんで、この話見つけたとき凄く嬉しかったです!素敵なお話をありがとうございました。 (2021年8月5日 15時) (レス) id: 0cca164e31 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます!確かに桂さんオチ少ないですよね…!私も書いててとても楽しかったので、また書かせていただきます! (2018年3月13日 11時) (レス) id: ad40a3ccd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年4月11日 0時