いつから悪くなった ページ5
ー沖田サイドー
「・・おかしいねィ。副長ともあろうお人が
そんな馬鹿な冗談抜かすなんざ。もう潮時じゃ
ねーですか？心配しなくてもあとは俺がしっかりやりますんで、安心して逝ってくだせェ」
「何で俺は死ぬ前提なんだ？」
あと誤魔化すんじゃねーよ、と。
まるでわかりきったようなその言い方と吐き出された白い煙が俺の眉間にさらにシワを寄せる
「ったく、かっこつけんのも大概にしとけよ」
「はあ？」
だが、眉間のシワが深くなったのは俺だけでは
なかったようで。・・目の前の憎たらしい男も
また、俺の発言に顔を歪めていた。
「総悟、・・テメェはどんなに大人ぶっても
所詮はまだガキだ」
「あんた、さっきから何が言いてーんです？」
俺が、ーーこの野郎や近藤さんと歳差があることくれェわかってる。とっくの昔に思い知った
俺は所詮ガキ。わかりきった指摘に、今度は
呆れてしまう。
・・むしろ、この男があえて俺に向けて
そんなことを言いやがるなんざ______
何も語らないのがカッコいいと思ってるんだこいつは。実際、仕事でもプライベートでも、
ーー姉上の1件の時でさえ、何も言わなかった
「アンタらしくねーですよ」
「ーーーらしくねェのはテメェだろうが」
遮られた言葉は、やはり俺の考えなど全て
読めていると言わんばかりの口調で。
(・・・つくづく、ムカつく野郎でィ)
一つ、息を吐き出した。
「ーーーまさか、お前が女を気にするように
なるたァな・・。俺にゃあいつの魅力が
全くもって理解できねェんだが」
俺が、女を気にしている。ーー女、Aを？
あの常に時間と戦争してるような忙しい奴を？
冗談じゃねーや。俺の趣味はいつからそんなに
悪くなったってんだ。
．
「ハッ、・・そりゃそうでしょうよ。ーー俺ァ
土方さんに理解されちまうような、つまらねェ
女には興味ありやせんからねィ」
「・・・違ェねェ。俺もテメェの趣味なんざ
理解できるようになった日にゃ、人間やめる」
ーーーホント、いつから悪くなったんだか。
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます！最後までおつきあいくださって本当にありがとうございました！新作の方も盛り上げてまいります！ (2017年1月30日 22時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっぱり夢主ちゃんは夢主ちゃんですね！私もこんな人が周りに居てくれれば…。新作、頑張って下さい！では今から新作の方に行ってきます！ (2017年1月27日 22時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 手刀さん» ありがとうございます！嬉しいです！新作の方も盛り上げていきますので、とうぞお付き合いいただけると嬉しいです！ (2017年1月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
手刀(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品にはとても楽しませてもらいました。新作の方も応援させていただきます。 (2017年1月27日 18時) (レス) id: ed7689e827 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます！直しておきます！ (2017年1月22日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月12日 1時
