不純 ページ23
「決めてないって、つまり？」
「何でィ、テメェから惚れといて次はこっちに
丸投げかィ。結局最後は家事も育児も男がやって、女の方はソファに寝転んでダラダラとポテチ貪ってる熟年夫婦か」
「なっげーよ！例えが！！！時間の無駄！
ダラダラとポテチ？それも時間の無駄！」
「そこかよ」
ダラダラ、ゆったり、ぼちぼち・・等々。
何だこのはっきりしない言葉ズは！！
今すぐ斬り刻んで川にばらまきたい気分である
ーーーと、そこで乾ききった髪の毛に気づき
ドライヤーを止める。暖かな風が止むと、
一気にこみ上げてくる寒さに、一つ身震い。
「とにかく、私は物事は何でもはっきりさせないと気が済まないの。私たちのポジションに
よっては、対応みたいなものが変わってくるし」
「別に肩書きなんざ何でもいいだろィ。
・・・やることやれるなら」
「コルァ！不純なことはだめでしょ！
しかも私たち警察！」
「はあ？互いの了承さえありゃ、万事OK。
つまりテメェがおとなしく頷いて股開きゃ
いいってことでィ」
「不純んんんん！」
やはり不純だ。断固不純。
ゼエハアと息を切らしながら言い切れば、
総悟はため息とともに少しの呆れを含む目を
私に向けて。ーー「仕方ねェ、」と。
「・・たった今から恋人ってことで」
「は？」
「何でィそのツラ。返事は一つしかねェだろ」
いや、返事云々というより。
・・・・ちょーっと唐突すぎないかな！？
どんだけ、コトに至りたいんだこいつ。
真剣なのか冗談なのかもわからないポーカー
フェイスに苛立ちと疑問が募るが、ひとまず
「ーーーそろそろ就寝時間だから、寝る」
「おい、テメェから質問してきたくせに
結局結論が出てねーじゃねーか」
「今答えたら襲われそうだから」
最早ここ最近の出来事や告白劇のせいで
屈強なる精神を手に入れたらしい私は、
腕時計の針が動いたのを確認し、一旦この話を
脇においておくことにした。
かくゆう総悟の方も、さすがに無理やりいたす
ことには躊躇するのか、この日は不服そうな顔
をしながらも、黙って出て行ってくれた。
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます！最後までおつきあいくださって本当にありがとうございました！新作の方も盛り上げてまいります！ (2017年1月30日 22時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっぱり夢主ちゃんは夢主ちゃんですね！私もこんな人が周りに居てくれれば…。新作、頑張って下さい！では今から新作の方に行ってきます！ (2017年1月27日 22時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 手刀さん» ありがとうございます！嬉しいです！新作の方も盛り上げていきますので、とうぞお付き合いいただけると嬉しいです！ (2017年1月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
手刀(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品にはとても楽しませてもらいました。新作の方も応援させていただきます。 (2017年1月27日 18時) (レス) id: ed7689e827 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます！直しておきます！ (2017年1月22日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月12日 1時
