縄文時代 ページ36
「誰が幼稚園児ですか!立派な20歳前です!」
「うるせークソガキ!まだキスで足踏みしてる
時点で大人の階段踏み外してんだよ!」
「踏み外してんの!?落ちてんの私たち!」
よくわからないが、・・どうやら私たちの
お付き合いの進度というものに対して
坂田さんは物申したいらしい。
「ったくよー、・・テメェら一体いつの時代の
恋愛やってんだよ。縄文時代か」
「まごうことなき江戸時代ですけど」
断固江戸時代だ。縄文時代ってあんた!
ほとんど野生動物じゃないか!
「今時一ヶ月半も経ってりゃレッツパーリーナイト週3はザラだろ。・・なのにお前ら何してんの。いつまで洞窟の前で立ち止まってんの?
さっさと掘れよ目の前の穴を!」
「いや何の話ですか!!」
「間違えた。掘ってもらえよ沖田くんに!!」
「だから何の話ィィイ!?」
もうやだこの人。セクハラだよね。
さっきの発言セクシャルハラスメントで
間違いないよね。
(ーーーでも、・・やっぱり)
私たちの付き合い方というのは、
思っていた通り少し遠慮しすぎなのか。
・・不干渉すぎるのか。
最近のタイムリーな悩みは、ここにきて
明確なものとなりつつあった。
「・・・沖田は、そういうの興味ないんじゃ
ないですか、多分」
何もしてこないし、と付け足しお冷を
一口飲みこんだ。
それに大きなため息をついたのは、もちろん
私の前でパフェを食らう坂田さん。
「・・テメェらの年で惚れた女に興味ねー奴が
いたら見てみてーよ」
「はい?」
「だから、沖田くんがお前に対して何かしらの
欲も持ってねーなんつーことは、万に一つも
ありえねェってこった」
それは、・・つまり、ーーなんだ?
「ーーー沖田は、・・我慢してるってこと?」
「そうなるんじゃねーの」
自分の気分に忠実に生きていそうなあいつが
我慢している?・・もしそうだとしたら、
おそらくそれは、私のためで____。
「お前が全くそういう気配見せねーからだよ。
慎重になってんじゃね?あのドS」
それは、なんというか。
(・・・意外、かも)
坂田さんの口に吸い込まれるパフェをみつつ、
いつも淡々とポーカーフェイスをかますそいつ
を思い浮かべていた。
.
「ーーーあ、沖田くんじゃん」
「へ!?」
毎度驚かされるのは、沖田のタイミングの良さ
窓から見える道行く人の中に見つけた、
その人の姿。
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ゆきふく(プロフ) - 心臓バックバクでした……ありがとうございます……!!!! (3月28日 2時) (レス) @page49 id: c898271006 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» ありがとうございます!楽しんでいただけたいれば、嬉しい限りでございます!最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! (2016年10月17日 21時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
槊(プロフ) - 完結おめでとうございます!やっぱり沖田さんにはドキドキニヤニヤさせられますね…(*´ー`*)シアワセ シュシュさんの夢主ちゃんは本当キャラ濃くて可愛い子ばっかりで面白いです!そして毎回のツッコミ技凄いです(笑) (2016年10月17日 15時) (レス) id: e0258c611f (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - Fuさん» 嬉しいです!最後までお付き合いいただいて、本当にありがとうございました! (2016年10月16日 22時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ボロネーゼさん» 本当ですか!本当に嬉しいです!楽しんでいただけていると知って安心しております!ありがとうございました! (2016年10月16日 22時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年10月5日 19時