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ぼやかされた ページ28

ある日の昼下がり

ぼんやりと腰かけ、お茶を啜りながら、
前でジャンプを読み漁る男に目を向ける






「ーーーねえ銀時さん」

「あ?」





「・・・私のことどう思ってるの?」
「ぶっ!?」





かねて聞きたかったことだ。
いや、私にこの人がベタ惚れだということは
すでに割れてることであるが、そうではなく。






「な、なんだよ急に。気持ち悪ィ」

「女に対してそれはないでしょう」





湯のみの中にうつる自分の顔をまじまじと
みつめる。







「・・・だって、あなたの告白って仮定形
だったじゃない?好きだったらどうする?って
何よ。はっきりしなくてもやもやするわ」

「はあ?その点でいやァテメェも一緒だろ。
つかボヤかして告白したのお前の方が先だった
じゃねーか。俺はそれに乗っただけですー。
リズム踏んだだけですー」


「腹立つ」






湯のみを投げつけようとすれば、
顔をジャンプで隠そうとするそいつ。









「で?」

「・・・で?ってなに」


「いいなさいよ、早く」
「いや何で!?」





何でって、言われても。







「何だか告白ぼやかされてると思ったら
腹が立ってきたの」

「あーそういや今日って結野アナの報道する
ニュース番組拡大版があんだよ・・でェェ!」

「誤魔化さないでくれる?」





結局放り投げた湯のみが
彼の頭から血を吹かせる。






「突然何すんだ凶暴女!!」

「ふふ、ごめんなさい。手が勝手に」
「何か宿ってんのかテメェは!?」




血を垂らすその人は
まさに決死の戦いから戻ってきた武将のごとく







「ーーーで、どうなのよ?」
「お前どうしても言わせたいわけ」





聞きたい。別にいやがらせとかじゃなくて
・・ただ、この人の口から聞きたい。

こぼれ落ちた→←メリークリスマス



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シュシュ(プロフ) - にゃんこさん» コメントありがとうございます!銀さんカッコ良くかけていれば幸いです!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - みーへるさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - ばななんさん» コメントありがとうございます!ギャップ書くの楽しかったです…!!今年もよろしくお願いいたします! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - 完結おめでとうございます!腹黒系夢主ちゃんがここまで銀さんとラブラブになるなんて…すごく面白かったです(*^▽^)/次回作もチェックさせてもらいます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 4e6217db41 (このIDを非表示/違反報告)
みーへる(プロフ) - すっごく面白かったです!強気な夢主ちゃんと万事屋メンバーの絡みが好きで毎日更新されるのが楽しみでした。次回作も楽しみに待ってます!! (2015年12月26日 23時) (レス) id: 2bfd9802d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月18日 17時

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