ばれてる？ ページ11
「ーーおいA」
「あ、お、おはよ兄ちゃん」
あの大事件から丸一日が経った
「どうしたんでィ。その頬の傷」
「えっ、」
実のところ、あの事件のことは、
土方さんに頼んで、兄ちゃん含め他の皆には
内緒にしてもらっている。
だって皆過保護なんだもの。
下手したら外出禁止とかになりかねないし。
「え、えっと・・、転げちゃって」
「へェ・・」
「な、何？」
頬には、木を登る時についた小さな擦り傷が残っていたらしく。
それに兄ちゃんが気づかないわけがない。
「怪しいねィ・・」
「怪しくない、よ・・」
じとりとした視線が突き刺さり
自然と目を逸らす
．
「ーーーお前、よく見ると猿に似てるな」
「えっ、ななな何言ってるの！」
失礼だよ！なんていいながら
笑って返してみるけど・・
・・・・・・・あれ、もしかして兄ちゃん
「・・木登りとかうまそうだしねィ」
「そ、そんなわけないじゃん！
私が鈍臭いの知ってるでしょ？」
もしかして・・・
「ああ、そういや昨日街の広場で、
ちょうど登りやすそうな木を見つけたんでィ。
試しに登ってみたらどうだ？
ほれ、あの大きな大木でさァ」
いやそんなまさか・・
「あり？もしかしてもう登り済みかィ」
・・・ばれちゃってます？これ。
．
「あ、あの兄ちゃん、・・・昨日の昼は
何、してたんでしょうか・・・」
私のおそるおそるの問いに
にこりと笑顔をみせた兄ちゃんは。
．
．
「その大木がある、広場のベンチで寝てた」
「・・・・」
「土方と随分楽しそうなこと
やってたじゃねーか。
兄ちゃんにも内緒にするのかィ？
・・・さみしいねィ」
．
なんか、・・・黒いよ兄ちゃん
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シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう＾＾さん» ありがとうございます！そして知識をありがとうございます！ (2016年7月21日 9時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう＾＾(プロフ) - 面白かったです！でもクモの足は８本です！ (2016年7月18日 12時) (レス) id: 205abb4eae (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 通行人Ａさん» コメントありがとうございます！番外編は、時間をみつけてかいて行きたいと思います！番外編集のような形で書きたいと思います！ (2015年9月11日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
通行人Ａ - 完結おめでとうございます！ 番外編出してくれるとありがたいです！ (2015年9月11日 17時) (レス) id: d543fea6f3 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - らなさん» この作品ではなく、番外編集などの中で書かせていただくことになるかもしれませんが、またお知らせいたします！ (2015年8月30日 23時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ
| 作成日時：2015年8月16日 23時
