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黒煙たちこめる ページ1

「「ーーーあ」」





朝の廊下

あくびをしながら歩いていた私と
鉢合わせたのは、・・土方さんその人である







「お、おはようございますッ」

「・・・おう」







頭の中に残っている昨日のやりとりが
何と無く気まずい雰囲気を作り出してしまう




・・・でも
















(・・・もう、怖くない)
















「今起きたのか」

「え、あ、・・はい!」






慌ててニコリと笑えば、そうか、と
短くかえされた


また、少しの静寂が走る









「昨日は、その・・」
「ーーA、こんなとこで何してんでィ」


「うわっ!?」







後頭部を理不尽にしばかれ後ろを振り向けば、
おでこにアイマスクをずり上げたままの
兄ちゃんの姿が見えた。









「朝っぱらからマヨヤニ臭ェと思ったら
お前か土方コノヤロー」

「誰がコノヤローだテメェ」





「あっ・・け、喧嘩はよくないですよ!」


「喧嘩じゃねーや。抹殺でィ」
「それもっとだめだよォォ!!」






いつも通りのやりとりが繰り広げられる。

・・この間に挟まれてしまった場合、どうやって抜け出せばいいのか毎度わからなくなる。









「ぁゎゎ・・・」





いまだにらみ合いが続く中
土方さんが気づいたように、あ、と声を上げた







「・・・総悟、そういやお前今起きたんだろ。
何時かわかってんのか」


「6時でさァ」
「今は10時だ!!」






「あり。時計は6時でしたぜ」



「おうそうか。・・・じゃあ早急に、そのテメェに似て頭の悪ィガラクタ時計直してこい

ついでに切腹しろ。遅刻だコラ」





「頭の悪いモン毎日食らってる奴に
言われたくねーや死ねコノヤロー」

「テメェもガラクタにしてやろうか!?」






「ごごごごめんなさい!!」


「は!?ちょ、お前のことじゃね・・」
「土方ァァ!A泣かしてんじゃねェェ!」


「いや厳密に言えば泣かしたのお前・・」

























ーーーあ、やっぱり

・・・・・・・この人、普通に怖いんだな。







黒い煙がたちこめる中で
クスリと一つ笑って、改めてそう思った。

大事なことは繰り返し→



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう^^さん» ありがとうございます!そして知識をありがとうございます! (2016年7月21日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう^^(プロフ) - 面白かったです!でもクモの足は8本です! (2016年7月18日 12時) (レス) id: 205abb4eae (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 通行人Aさん» コメントありがとうございます!番外編は、時間をみつけてかいて行きたいと思います!番外編集のような形で書きたいと思います! (2015年9月11日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
通行人A - 完結おめでとうございます! 番外編出してくれるとありがたいです! (2015年9月11日 17時) (レス) id: d543fea6f3 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - らなさん» この作品ではなく、番外編集などの中で書かせていただくことになるかもしれませんが、またお知らせいたします! (2015年8月30日 23時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作成日時:2015年8月16日 23時

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