【銀魂】大切な存在

女子力のありか ページ17

「・・何でこんなことに」



結局、女中体験週間が実施されることに
なった真撰組屯所

仕事をする者と炊事洗濯をする者を
日替わりで回すそうだ


女中の雇用募集はかけたらしいから
時給のいいこの仕事には、
すぐに人が集まってくるだろうが。








「仕方ねーだろィ。


・・何でも、やめてった理由が

女中の仕事の大変さをわかっていない輩の
勝手な振る舞いに嫌気がさしたってのが
大半だったらしいからな」



「・・まあ確かに、男って気が利かないよね
ドロドロになった洗濯物をそのままカゴに
残してたりとかするのは私もどうかと思うし」




一度水できれいに洗い流した上で洗濯機に
入れなければ、大量の泥で壊れてしまう






「んなことしてほしいなんつー
女の気持ちわかる男なんざ
うちの中にいると思うかィ」


「・・・居ないと思う」




だからこそトシも苦渋の決断を下したのだ。
次からはこんなことが起こらないよう
今のうちに対策をとっておこう、と。







「――まあ何はともあれ、始まっちゃったものは
仕方ないよね。うん。
私の女子力を見せるときだ」

「女子力発揮できるのは女子だけでィ」

「私女子だし」

「黙れ雌豚」

「雌豚だって立派な女子ですー」






・・とにもかくにも、私たちの
今現在の任務は晩ご飯の材料の調達

隊服、しかも帯刀という明らかおかしい
黒染め二人で、滅多にいかないデパートへ。

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