はちみつレモン *゜【Roske.y 】 (ページ3)

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4年前。

ザァァァァァァァァ

A「う～ひっく……ひっくっ」

雨が勢いよく降る夜。

私が人間界に落された日。

私は、一人で泣いていた。

木の横に座って

葉から落ちる雨の雫が冷たくて、
冷たくて、

私が人間界に落されることはなんとなく分かっていた

でもパパもママもちゃんとは話してくれなかった。

右も左もどっちに行けばいいのかも分からない。

どうしたらいいのかも

どうしたら助かるのかも。

自分の持っている魔法もまだコントロールなんて出来ない。

そこから動いたら、歩きだしたら、

絶望の道に進んでいくようで

怖かった

真っ暗で真っ暗で

車の光さえ絶望の色に見えた

お腹がすいてることを忘れちゃうくらい。

この世界には、知ってる人もいない。

パパもママも。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿圭人だって。＿

みんな居ない。

私は、何もしてないのにっ！！

前世の自分が憎たらしい。

一人で生きていくしかないんだ。と思った

その時だった。