はじまりは、おせっかい … tk × in

○ ページ28

「あれここが保育園？」


「そうだよ？どうかした？」


「なんでもない」


なーんだ、へんなのー


「「あっ、にぃにー！」」


「おかえり、たのしかった？」


いつものようにそう聞くと、楽しかったことを口々に教えてくれる


「大貴くん、お帽子忘れてるよ〜！


えっ、たかきくん！」


「よっ、裕翔」


「え？なに？知り合いなの？」


たかぎに聞くと、友達だったみたい


「知念呼んでくるよ、今圭人もいるし！」


ドタバタとテンション高めで裕翔先生が奥に行った


「雄也！久しぶり！」


「えっ、岡本先生？」


裕翔先生たちが帰ってきたと思って、顔を上げると


そこには俺のクラスの担任の岡本先生もいた


「わぁっ、伊野尾くん！」


「にぃに？」


驚いている俺の服を引っ張って、ニコニコしてる双子


いたずらっ子の顔だ


「あのねぇ、ゆーりせんせいと、けぇと、つきあってるんだよ！」


「ほぇっ？」


つきあってる…？


「い、伊野尾くん、こっ、このことは誰にも言わないで…」


意外な人からバラされてあたふたしてる岡本先生に頼み込まれた


否定しないってことは、本当につきあってるんだ…


誰にも言わないけどさ 笑


「ってか、雄也こそなんで慧くんとふたりなの？」


今まで、生徒なんかどうでもいいって

からまなかったくせにっ！


顔を真っ赤にして、プリプリ怒るゆうり先生


「いいだろ別に、一緒にいたいからいるんだよ」


あっ、ちょっと顔赤い…


なんか俺まで恥ずかしくなるじゃん…

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