けい side ページ27
満腹になって、一息ついていた時ふと思った
「だいきとりょうすけにも、食べさせたかったなぁ…」
だって、
こんなに美味しいんだもん
２人はいつも俺の作ったあんまり美味しくないご飯ばっかり食べてんだもんな…
そんなことを思ってたら、たかぎがにっこりと笑って言った
「そうだね、今度４人で食べに行こっか？」
その言葉はすごく嬉しいけど、なんか、もやもやする
４人？
そうだ…
この前、家きた時みたいに、たかぎ双子に取られるに決まってる…
「…だめ」
「どうして？」
不思議そうに聞いてくるたかぎに本当のことは絶対言えないから
苦し紛れの言い訳をする
「…っだって、２人とも食いしん坊だから、いっぱい食べちゃうもん」
「そんなの伊野尾くんも変わんないよ？笑」
そーだけどさっ！
「と、とにかく４人はだめだかんね」
俺がそう言い切ると、たかぎが呟いた
ん？
４人は…？
はっと、顔をあげて面白そうに俺を見た
「あっ、伊野尾くんは俺と２人っきりがいいんだね？笑」
たかぎにそう言われると、一気に顔が熱くなる
「ち、ちがう！」
「顔赤いよ？」
自分の中でたかぎに対する、新しい感情がいっぱい生まれてきて、自分自身が追いついてない
「ちがうもん…ふぇっ…」
気づいたら視界がぼやけてて、ポロポロと涙が溢れていた
「意地悪してごめんね？泣かないで？」
たかぎ困らせたかったわけじゃないのに…
知らない間に、ふわっと温かい身体に包まれる
向かいの席に座ってたはずなのに…
「よしよし」
びっくりして涙は引っ込んだけど、居心地が良くて
しばらく抱きしめられていた
「落ち着いた？」
「ん…」
「ごめんね？」
「んーん… おれ、自分の気持ちがわかんなくて…」
「大丈夫 そのうち俺が気づかせるから」
さっ、涼介と大貴迎えに行こ？
そう行って立ち上がらせてくれるたかぎ
さっき言われた言葉の真意はわかんなかったけど
今日はまだ一緒に入れるってことに喜びを感じていた
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僕 - この続き気になります！掛け持ち大変だと思いますが楽しみに待ってます！面白かったです！ (2019年5月5日 11時) (
レス) id: 1ee02ce53e (このIDを非表示/違反報告)
希都 - この作品大好きで、続き凄く気になるんですけどもう更新はしないのですか…？していただけたら嬉しいです！ (2018年12月23日 22時) (レス) id: 6465792da0 (このIDを非表示/違反報告)
マミ〜(プロフ) - はじめまして。年の差たかいの最強ですね！！ちびっこ二人にヤキモチやくいのちゃんも可愛いです。続き楽しみに待ってます。 (2018年4月4日 12時) (レス) id: 0525ce8f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおのまっしゅ。 | 作成日時：2017年5月15日 11時
