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あの日から、伊野尾くんはしょっちゅうここの部屋に来る 笑
「たかぎぃ〜」
最初の頃の緊張した面持ちはなくて、
真っ赤な顔でガチガチになって座ってたソファも
今では、寝転がってるくらいのくつろぎ様だ 笑
まっ、そのくらいがいいんだけどね?
「たかぎってば〜」
「ごめんごめん、どうしたの?」
「たかぎってさ、バイトどうしてた?」
「アルバイト?俺は工事現場だったけど…?」
「そっか…俺には無理だな 笑」
そう呟くと、ソファにぐちゃっとうなだれる
「俺さ、バイトしないといけないのに、親がいないからって雇ってもらえない…」
俺もそうだったな…
高校生だから、やっぱり親の保証が必要なわけで…
そういうので、断ってくるお店も多いんだよな…
「俺も、探してあげるよ」
「いいよ、悪いし…」
「そんなことないよ 俺も探す」
この後に及んで、遠慮する伊野尾くん
そんな伊野尾くんをほっておけなくて…
「ふふっ、ほんとおせっかいだなぁ」
「おせっかいな俺、嫌い?」
「嫌いでもない 笑」
前とは違って俺のおせっかいも笑ってくれる
「ねぇ、土曜日。俺ん家来てよ」
えっ?
なんで誘われた?
俺が黙ってると、伊野尾くんは顔を真っ赤にして、
バイトのこと! って言った
「あ、あれだから!弟がいるから、ほっとけないし、家来てってことだしな!」
必死に弁解する伊野尾くんが可愛くて、思わず笑ってしまった
「わかってる だからそんなに顔赤くしないで?笑」
うざーー!
って、キーキー言ってる声は聞こえないふりをして
なんだかんだで、伊野尾くんと休日に会うことを約束できたことの
喜びを噛み締めた
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僕 - この続き気になります!掛け持ち大変だと思いますが楽しみに待ってます!面白かったです! (2019年5月5日 11時) (レス) id: 1ee02ce53e (このIDを非表示/違反報告)
希都 - この作品大好きで、続き凄く気になるんですけどもう更新はしないのですか…?していただけたら嬉しいです! (2018年12月23日 22時) (レス) id: 6465792da0 (このIDを非表示/違反報告)
マミ〜(プロフ) - はじめまして。年の差たかいの最強ですね!!ちびっこ二人にヤキモチやくいのちゃんも可愛いです。続き楽しみに待ってます。 (2018年4月4日 12時) (レス) id: 0525ce8f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおのまっしゅ。 | 作成日時:2017年5月15日 11時