短編集『あなたとWESTの物語』 (ページ7)

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眠り姫紫ページ7

100年眠り続ける呪いをかけられてしまったお姫様が居ました

茨の中で眠り続ける姫を王子様が救いだし、キスをしました

すると、呪いが解け二人は結婚し幸せに暮らしました。

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「私が寝るまで寝ないでね」

濵「はいはい」

二人で同じベッドに入って必ず言う台詞。

濵「なぁ、A。」

「んー？」

濵「もし俺が浮気してたらどうする？」

もしかしたら嫉妬してくれるんじゃないかって期待して

「興味ない」

…Aはこういう子やった

何を期待してんねん、自分。

嫉妬とか束縛とかそういうの気にする子ちゃうやんか

濵「あっ、明日仕事で遅くなるからご飯いらんわ」

「…」

濵「あれ？ A？」

「…」

濵「寝てる…？」

これもいつものこと

先に寝ないで言うて話し相手になってくれるんかなって思ったらすぐ寝てしまう

本当にマイペースな女の子。

濵「…可愛い」

起きてるときはワガママばっかりで、俺にツンツンしてるけど

寝てるときだけは可愛い寝顔で俺のこと抱き枕みたいにして寝てる

起きてるときもこれぐらい素直やったらええんやけどなぁ

って、それがないのがAやんか。