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「 ……え、？向井くん…？ ｣
『 ったく、なんだよ。彼氏持ちかよ。』
向井「 そーいう事やから、お前ら俺の彼女に気安く触んな。｣
そう言って相手の手首掴み私の腕を掴んでた手を離してくれて自分の方に引き寄せてくれた向井くん。
男たちは私に彼氏がいると思ってグチグチいいながら何処か行ってしまった。
それにしても、
「 ……怖かった… ｣
向井「 先輩、大丈夫？ごめんやで、助けるために彼氏とか言っちゃって。怪我してない？ ｣
「 うん、大丈夫だよ。それに助けてくれてありがとう。｣
向井くん居なかったらどうなってたかわかんない、だなんてボソッと口にするとあからさまに顔が赤くなる向井くん。
そんな姿が可愛くて、つい笑を零してしまうと、
向井「 もー、先輩笑わんといてやあ。俺も恥ずかしかってんからな！ ｣
「 はいはい、ありがとね？ ｣
向井「 てか先輩、ここで何してるん？ ｣
「 あー、ルカがバ先から電話かかってきたって今電話しに行ってるのを待ってるとこ。もうそろそろ帰ってくるはずなんだけど、｣
向井「 ならそれが終わるまでここ居ていい？ ｣
「 ……え？向井くん、誰かと来てるんじゃないの？ ｣
向井「 いーのいーの、さっきみたいなことあったら怖いから、な？ ｣
なんて言いながら私の腕を引き、すぐそこにあったフードコートに連れて行ってくれてジュースまで奢ってくれた。
お金払う、って言っても休みの日に先輩と会えたの嬉しいからって。
「 てか向井くん、お洒落だね。｣
向井「 そう？先輩に言われるの嬉しいなあ。俺な、服大好きやねん。｣
「 似合ってるね、そのオレンジ色のシャツ。｣
向井「 先輩だって可愛いやん、髪の毛もクルクル巻いてて。俺その髪型好きやで。｣
わたしが拘ってる髪を褒めてくれて、しかも指先でクルッと自分の指に巻き付け、�狎菁擇糧韻量咫△いて�いする�瓩覆鵑討いΔ發鵑世�ら恥ずかしさが隠せなかった。
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作者名：るん | 作成日時：2022年12月14日 23時
